Vol.20「2026年春ドラマレビュー 日・帯ドラマ編」
ここまでで気になるドラマはあっただろうか? このコーナーでは地上波のいろんなドラマを紹介してきたが、圧倒的に数が多い。地上波だけを紹介したが、今はBSだったり、配信だったりもあわせるとすごい数になる。全部観るのはとても時間がないだろうから、気になるドラマだけ観てもらえれば、観たいドラマはどれかの参考にしていただければ幸いである。
いよいよ今回が最終回。日曜と帯ドラマを紹介しよう。
文:板倉京一
いろんな話が楽しめる日曜日。
今年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』。人気の戦国時代だが、盛り上がっているのだろうか? 確かに何度も大河ドラマで見たことあるシーンが連発するが、今回は秀吉の弟がいつも兄と一緒にいるので、秀吉って二人だっけて思ってしまう。お調子者の兄と正義の人の弟。面白いが、嘘っぽいとも思ってしまう。
明智光秀や朝倉長政の心情にリアリティを感じてしまう。今はいいが、この先信長が死んで、秀吉が天下を取ってからが心配だ。共感できるドラマになるだろうか。とこんなに思うのもハマっている証拠だろうか?
『豊臣兄弟!』
毎週日曜夜20:00~20:45 NHK
NHK ONEの該当ページ:https://www.web.nhk/tv/an/toyotomi-kyodai/pl/series-tep-P52L88MYXY
日曜劇場も今期はちょっと視聴率が取れていないらしい。何でもスポ根ものは飽きられているとか。ええー、そうかな? と筆者は思ってしまう。スポ根だからこそめっちゃ感動してしまう。
車いすラグビー界で、かつては強豪、今は弱小チームに成り下がった「ブレイズブルズ」を宇宙物理学者の伍鉄が日本一にするというもの。
キャストも超豪華だ。主演の宇宙物理学者に堤真一。取材しているうちに「ブレイズブルズ」のサポートスタッフになる雑誌記者に有村架純。「ブレイズブルズ」を引っ張るエース選手に山田裕貴。他にも吉瀬美智子、山口智子、玉森裕太、本田響矢、安田顕、細田佳央太、宮﨑優など、さすが日曜劇場。そろえたなーという感じ。
嫌味たっぷりの安田顕から弱小の「ブレイズブルズ」がどうやって勝つのか? 毎週楽しみである。
あえて難点を言えば、タイトル。『GIFT』って言葉は劇中にも出てこないし、ストーリーにも関係なくて、何のドラマかわかりにくくしているような気がするが、これから出てくるのかな。
『GIFT』
毎週日曜夜21:00~21:54 TBS系 公式サイト:https://www.tbs.co.jp/GIFT_tbs/
これもタイトルが悪いんじゃないかと思わせる作品。「GIFT」よりは意味がわかるが、『エラー』って言われてもなあという感じはする。
主人公のユメは自殺しようとする女性を親切心から助けたつもりだったが、誤って背中を押してしまい、女性はビルから転落死する。しかも偶然下に人がいてぶつかり、大怪我をさせてしまう。彼氏に逃げることを勧められ、思わずそれにのってしまうが、引っ越しセンターで働くユメは後日、死亡した女性の娘の引っ越し作業をし、友達になっていく。
ダブル主演の志田未来演じる娘は、ぶつかった男の人の家庭も無茶苦茶にしたと言われ、母親は自殺するような人じゃないと思いつつもどん底の状態。ユメだけが自分が手で押したことで、お母さんが死んでしまったことを知っており、本当のことを言うべきか悩む。
ユメを演じるダブル主演のもう一人は畑芽育。その時の感触も残ってるというユメは何度も真実を打ち明けようとするが・・・。
ツッコミどころはあるものの面白い。背中を押したと言っても事故なんだしと、筆者なんかは思うが、ユメはいい娘なだけに大いに悩む。母親が自殺しただけでもショックなのに、ぶつかった人に弁償もしなければいけない未央(志田未来)も可哀想でならない。しかし、真実を知らないからユメを友達として大切に思ったりする。
話が面白いのでついつい書きすぎてしまったが、変な時間から始まるこのドラマを忘れずに観たい。
『エラー』
毎週日曜夜22:15~23:09 テレ朝系
公式サイト:https://www.asahi.co.jp/drama_error
『10回切って倒れない木はない』って本当に韓国にあることわざだそうで、どんな困難なことでも、諦めずに何度も挑戦し続ければ、いつかは必ず成功するという意味だそうだ。直訳は10回斧を振れば倒れない木はないと意味だそうだが、いずれにせよ本当にそうかな?と思ってしまう。10回くらい斧を振るったところで太い木なら倒れないだろう。まぁ、ことわざなんでそんなに目くじらを立てるほどのことでもないだろうと思うが、内容も韓国ドラマっぽく波瀾万丈だ。
幼い頃に日本人の両親を亡くした主人公が、韓国人の友達に引き取られ、財閥の御曹司として育てられる。財閥の後継者とされていたが、義父が急死した途端、義母や義兄から追い出されてしまう。一から日本のホテルで働くことになり、いろんな嫌がらせにも負けずに働く。また、幼い頃父を亡くして泣きじゃくっていた桃子と偶然再会するが、医師になった桃子の支えとなっていた言葉「10回切っても倒れない木はない」は主人公にかけてもらった言葉だと知らなかった。すっかり大人になった桃子と主人公は、さまざまな困難に状況に陥りながらも諦めずに立ち向かっていくと言う話。
いかにも韓国ドラマっぽいと言ったが、原作はなく、企画は秋元康。主演の志尊淳はいいのだが、桃子役に仁村紗和ではちと弱いか。他に京本大我や長濱ねるも出ている。
『10回切って倒れない木はない』
毎週日曜夜22:30~23:25 日テレ系
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/10kaikitte
今ひとつ盛り上がらない帯ドラマ
ダブル主演ということで期待された『風、薫る』だが、イマイチのれない。何が悪いのだろうと考えるのだが、あまり浮かばない。要は見るのをやめたくなるほどつまらないわけではないが、「虎に翼」や「ばけばけ」が面白すぎたので、それほどではないということか。
題材は日本初の看護婦ということで悪くない。もう少し見続けよう。
連続テレビ小説『風、薫る』
月~金朝8:00~8:15 NHK
NHK ONEの該当ページ:https://www.web.nhk/tv/an/kazekaoru/pl/series-tep-XWRG4KR6Z2
定着してきた夜ドラだが、昨年の「いつか、無重力の宙で」「ひらやすみ」、2年に1回の割合で作られている「事件は、その周りで起きている」シリーズに比べると大したことはない今の夜ドラ『ラジオスター』。
だが、被災地の能登を舞台にしているのはいい。役者ではなく、本当の被災者にインタビューする回もあり、画期的なドラマとなった。
主演は福地桃子。本当のラジオのパーソナリティとして、十分やっていけそうな可愛い声だった。
夜ドラ『ラジオスター』
月~木夜22:45~23:00 NHK
NHK ONEの該当ページ:https://www.web.nhk/tv/an/radiostar/pl/series-tep-5W3ZGZ9JN5
ということで、すごく観たいわけではないが、辞め時がわからなくなるようなドラマが多かったように思う。
「”おいしいドラマ”は第1話でだいたいわかる」のタイトルに恥ずべき感想だが・・・。
連載はひとまず休止。BSや配信など、まだまだ語るべきドラマはあるので、またいつかお会いしましょう。
Vol.19「2026年春ドラマレビュー 金・土編」はこちら
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