カフェやコンビニエンスストアでもよく見かけるようになった、アーモンドミルクやオーツミルクなどの植物性ミルク。美容や健康に良いという栄養面だけでなく、環境負荷を抑えるサステナブルな選択肢として注目を集めています。
そんな植物性ミルクをこの冬ぜひお料理にも!
身近な豆乳はもちろん、アーモンドミルクやオーツミルクは様々な食材ともよく合います。寒くなるこれからの季節、朝昼晩のスープに大活躍しますよ。
やさしい甘さで朝にぴったり
『オートミール入りHOTミルクスープ』
朝スープ アーモンドミルク
【材料】(2人分)
アーモンドミルク(砂糖不使用)…………… 400ml
オートミール……………… 20g
バナナ……………………… 2本
レーズン………… 大さじ2(25g)
はちみつ………………… 小さじ2
シナモン…………………… 適量
【 作り方】
❶バナナは輪切りにする。
❷鍋にアーモンドミルクを入れて中火で加熱し、煮立ってきたらオートミール、バナナ、レーズンを加え、少しとろみがつくまで加熱する。
❸最後にはちみつとシナモンを加えて混ぜ合わせ、温かいうちに器に盛り付ける。
*お好みでクローブ・ナツメグ・ジンジャー、お好きなドライフルーツなど加えてもgood。
*電子レンジでも調理できます。
簡単なのに満足度大!
『明太ミルククリームうどん』
昼スープ オーツミルク
【材料】(2人分)
オーツミルク(砂糖不使用) ……… 500ml
バター………………………20g
冷凍うどん………………… 2食分
明太子 …………………… 大1本
大葉………………………… 4枚
温泉卵……………………… 2個
【 作り方】
❶明太子は薄皮を取り除き、大葉は千切りにして、うどんは表示にしたがって加熱する。
❷鍋にオーツミルクとバターを入れて中火で熱し、煮立ってきたら❶のうどんと明太子(トッピング用に少し取っておく)を入れ、軽く混ぜ合わせる。
❸どんぶりに❷を盛り付け、温泉卵をのせて大葉と明太子を添える。
*うどんをそうめんやパスタに変えてもOK。
*ブラックペッパーや納豆をちょい足し、明太子を梅肉やキムチなどにアレンジするのもおすすめ。
生姜でポカポカ、ご馳走スープ
『えび&きのこ入り白菜クリームスープ』
夜スープ 豆乳
【材料】(2人分)
えび………………………… 150g
白菜………………………… 100g
しめじ…………………………30g
舞茸……………………………20g
A
無調整豆乳………………… 400ml
片栗粉…………………… 小さじ2
顆粒コンソメ…………… 小さじ1
しょうが汁……………… 小さじ1
塩、こしょう……………… 各適量
オリーブ油………………… 小さじ2
【 作り方】
❶豆乳、片栗粉、コンソメは混ぜ合わせておく。生姜はすりおろしてしぼる。白菜は小さめのざく切り、しめじと舞茸は小房に分ける。
❷鍋にオリーブ油を入れて中火で熱し、えび、白菜、しめじ、舞茸を入れ、しんなりとするまで炒める。
❸❷にAを入れ、とろみがつくまで煮たら、仕上げにしょうが汁と塩、こしょうで味を調えて器に盛り付ける。
*高温や長時間の加熱は表面に膜が張ったり、分離してしまうので気をつけましょう。
*ベーコンやじゃがいもなどを加えると、うま味やコクが増します。しょうが汁の量はお好みで調整してください。
もっと知りたい、植物性ミルク。こんな特徴があります。
アーモンドミルク
・アーモンドの香ばしい風味が特徴。クセがなくサラっとしているので、料理の食材としても使いやすい。コクやとろみを出したい場合には、バナナやでんぷんを多く含む食材などを合わせるのがおすすめ。
オーツミルク
・食事で摂る場合は、オーツミルクに少ないタンパク質をプラスしたメニューがおすすめ。コクがあるのでクリーミーな料理に向いていますが、クセがないのでお菓子づくりにも。
豆乳
・和洋中ジャンルを選ばず、様々な食材との相性もいいので、料理に限らずお菓子にも活用できます。うま味やコクを補うと、より美味しく仕上がります。
スタイリング・撮影・(有)シンクネクスト/文・川原舞子
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監修 料理研究家・栄養士
今別府靖子(いまべっぷやすこ)健康と美味しいをテーマに書籍、雑誌、テレビ出演、講演の他、地方自治体や企業向けのレシピ開発を多数手掛ける。
1999年から娘の小麦アレルギーをきっかけに米粉レシピ(グルテンフリー)を研究。