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2020.06.17

接触から非接触での楽しみ方へ 大変革期の料理界で先を読んだ編集を

  • 美味しい仕掛け人たち Vol.4
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食の未来を提案する仕掛け人

江六前 一郎さん

フリー編集者

1977年、千葉県生まれ。2012年から食の専門誌『月刊 料理王国』の編集部員として、年間60店以上のレストランの取材する。副編集長を務めたのち、2019年7月に離部。現在は、食とアートの編集者として、オンラインとオフラインを行き来しながら活動している。

渋谷の国連大学で開催した「CRAFTSMAN × SHIP」。
食の職人が集まり、それぞれが作ったチーズ、チョコレート、パン、コーヒーを
味わってもらいながら、商品に込めた自分たちの想いを伝えた

料理に注目が集まるなか
編集視点で現場の声の発信をサポート

編集という仕事をしてきて、ここ2-3年、料理に注目が集まっているのを肌で感じていたんです。ブランド発表会に洒落た料理が出されたり、アパレルショップのなかにコーヒースタンドが入ったり。飲食は、そもそも他の業界とも相性がいいんです。食べるという行為は誰でもするから共感もしやすい。それで自分も、料理を中心に活動をしていきたいなと考えるようになりました。

海外ではレストランのなかに別のブランドや業種が入っているという話を聞いて、レストランのなかに編集部を置いて活動してみたいと思うようになりました。それが「MAGARI」という取り組みです。青山一丁目にある「TheBurn」の米澤シェフに伝えたら快諾してくれて、まずそこで始めることができました。この頃から“料理人付き編集者”を名乗って、料理人の取り組みや想いについての発信を積極的に支援するようになり、その一環として、渋谷にあるフレッシュチーズショップ「CHEESE STAND」の藤川さんと一緒に「CRAFTSMAN × SHIP」という、食の職人と消費者が直接交流できるイベントなども開催しました。

若手料理人によるポップアップレストラン「HINODE」をディレクション。
料理ジャーナリストや名店のシェフなどが客となり、
料金は原価+投げ銭というシステムで運営

料理人の選択肢を広げることで
飲食を取り巻く可能性も広がっていく

飲食の世界は今まで、実際に現場を訪れる交流ありきの体験が重視されてきました。でもこれからは、非接触でも楽しめる飲食のステージが必要になってくると思います。そのなかで何ができるのか。先日は、新型ウイルスでロックダウンして営業できなくなっていたフランス在住の料理人の神谷隆幸さんと、アスパラガスのレシピブックを作ってオンラインで販売しました。結果、生産者にも料理人にも、消費する人にも喜んでもらえました。

 今は、料理人2人がお互いの冷蔵庫の食材で料理対決する「#教えて消費レシピ 関口幸秀の道場破り」というオンライン番組のディレクターをやっています。最近つながりの増えている若手料理人も含め、料理人にたくさんの選択肢を提案できるように自分の経験を重ねながら、新たな仕掛けを仕込んでいるところです。

MAGARIを開催していた「The Burn」

  • 住 所:東京都港区北青山1-2-3 青山ビルヂングB1F
  • 電 話:03-6812-9390
  • 営 業: LUNCH 11:30~15:00(14:00L.O.)
  • DINNER 17:30~23:00(22:00L.O.)

※営業時間など変更している可能性があります。事前に問い合わせを

HP:http://salt-group.jp/shop/theburn/

江六前 一郎さんのSNS

Twitter:https://twitter.com/icro_erkme

note:https://note.com/erokumae

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