春野菜で一汁三菜をやってみよう!
みなさん、こんにちは! 愛の野菜伝道師 コボリンです。
子育てママのための英菜教育の第4回をお届けします。
一汁三菜という言葉をご存知ですか?
日本に昔から伝わる献立の形で、ご飯と汁物に主菜と副菜2品を合わせる栄養バランスの良い献立を言います。
離乳食の完了期からは、いろいろな素材の味を経験させる和食として、この一汁三菜がおすすめ。
調味料は控えめにして、素材の味やお出汁を活用。特に旬の野菜は蒸すだけで甘味が出てとても美味しいです。
春が旬の新玉ねぎ、新じゃがいも、スナップえんどう、春キャベツなどを一つ一つ体験し、味や色、風味などの幅を広げていきましょう。
春野菜の特徴は、寒い冬を耐え抜いて旬を迎えるため、栄養をたっぷりと蓄えていること。
新玉ねぎはビタミンB1、B2、C、カリウム、鉄分などが豊富で、血液サラサラ効果や免疫力アップが期待されます。
スナップえんどうはβカロテンが豊富な緑黄色野菜で、抗酸化作用もあります。春は芽吹きの時季で、山菜などは栄養価が高いのですがアクが強いのも特徴。
まずは食べやすい上記の春野菜から始めてひと通り体験したら、アク抜きをしながら少しずつチャレンジしていくといいと思います。
素材そのものの味で、多くの食材を経験させる!
子どもの味覚を正常に発達させるには素材そのものの味を知り、たくさんの食材を経験をさせていくことが大事なんです。
そして、オススメなのが“取り分け離乳食”。
あえて子ども用の離乳食を作らず、大人が食べる味噌汁に旬のお野菜をたっぷり入れて、味噌を入れる前に子ども用を取り分けましょう。
おかずも味を付ける前に子どもへと取り分けることで、家族みんなが同じものを食べることになります。
私はこの時期の“取り分け離乳食” がきっかけでかなり体質改善をしたので、ぜひ皆様も食の原点に戻って、一汁三菜生活を始めてみてください。
一汁三菜にすることで、家族も健康になるので一石二鳥!
愛の野菜伝道師 小堀夏佳
“野菜には愛がある”をモットーに、おいしいWKWK♪で人を幸せにする愛の野菜伝道師。
オイシックス(株)の初代バイヤーとして全国を巡り、「ピーチかぶ」「トロなす」など、ネーミングやレシピ、売り方までトータルブランディング。2020年よりフリーで活動中。最近は NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」やTBS系「マツコの知らない世界」などにも出演。
小6男子の一児の母でもある彼女が実体験を踏まえ、食育を語ります!