味覚の五味を知ろう!
みなさーん! 「味育」という言葉をご存知ですか?
こんにちは! 愛の野菜伝道師 コボリンです。
子育てママのための英菜教育の第2回が始まりました。
「味育」の漢字を読み解くと、「味わう力を育む」。言い換えると「味覚を育てる」ということになりますね。
人間の味覚は、およそ3歳までにできあがると言われています。
味の基本的な要素には、甘味・塩味・旨味・酸味・苦味という五味があり、このなかで、甘味・塩味・旨味の3つは、人間が生きていくうえで必要不可欠な栄養素です。
母乳にも含まれているため本能的に好む味ですが、残りの酸味と苦味は子どもは好まない味ですよね。
でも、これは酸味と苦味が腐敗や毒を見抜くサインでもあって、身体を守るために食べることを避けるようにするために必要なんです。
酸味も苦味も重要!
離乳食時にまず壁に当たるのが酸味。
例えばトマトの酸味はクエン酸です。でも、クエン酸は疲労回復のエネルギー源です。
一方、苦味の代表と言えばピーマン! あの苦味はポリフェノールの一種ですが、脂肪細胞の脂肪蓄積を抑制したり、高血圧抑制などいろんな効果があります。
これら酸味や苦味を幼少期に口にするには、両親など、信頼できる存在のお手本がとても大切です。
毎日食卓を囲む人の様子を見て、「あ、これは食べられる。毒じゃないから食べてみよう!」という興味が沸いてくるものです。
昔は、お母さんが「栄養があるから嫌いでも食べようね」とか「食べ物はひとつ残さず食べなさい」と根気強く語りかけてくれました。
ですが、今は働くママの急増で食事に時間をかけることが困難に。苦手なものや嫌いなものを克服する食卓の時間が減少しているように感じます。
次回は、このことについて、もう少し深掘りしてみましょう。
愛の野菜伝道師 小堀夏佳
“野菜には愛がある”をモットーに、おいしいWKWK♪で人を幸せにする愛の野菜伝道師。
オイシックス(株)の初代バイヤーとして全国を巡り、「ピーチかぶ」「トロなす」など、ネーミングやレシピ、売り方までトータルブランディング。2020年よりフリーで活動中。最近は NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」やTBS系「マツコの知らない世界」などにも出演。
小6男子の一児の母でもある彼女が実体験を踏まえ、食育を語ります!