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  • 野菜を食べよう!
2022.03.15

愛の野菜伝道師による子育てママに向けた連載第3回!             味育の重要性 孤食をなくそう!

  • 愛の野菜伝道師コボリンの英菜教育のススメ
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味覚は幼少期からのトライで育つ!

みなさん、こんにちは! 愛の野菜伝道師 コボリンです。
子育てママのための英菜教育の第3回をお届けします。

前回、「味育」とは何かを説明させていただきました。
味覚を育てることが味育でしたね。
具体的には、幼少期は「五味を知る」期間なので、野菜一つ一つにトライしながら、アレルギーと味覚を体験していくことがあげられます。

例えば、苦手野菜の代表選手ピーマンなどは、苦味を感じて吐き出しやすい傾向にあります。そんな時は無理せず、じゃがいもや旨みのある魚や鶏肉などと合わせながら、少しずつトライしていきましょう。
そして、まだ言葉がわからない時でもきちんと意味を話し、ジェスチャーしながらあげるのがオススメです。

ピーマンは抗酸化や風邪に強いβカロテンやビタミンCが豊富なので、元気ポーズをしながら「風邪を引かないようにモグモグ食べようね〜」とあげるのです。

ママや家族が美味しく食べるところを見せたり、体験の場を無くさず続けることが苦手克服へと繋がります。みなさんもぜひトライしてください。

大切なことは、「孤食」をしないこと

最近では、働くママが増加し、個々の尊重なども影響して、“孤食”する子どもたちが増えています。孤食とは家族がいるにもかかわらず、一人で食事をとることです。

一緒に同じものを食べ、味わいの感じ方が人それぞれだと知ることで、「自分の味覚」を客観的に自覚することができます。自分なりに感じた美味しさを言葉にしたり、風味や食感の違いを感じるとだんだん楽しくなるはずです。

味育は、子どもの頃の経験だけではありません。表現力や社交性が身についた大人だからこそ、より楽しく取り組める食の楽しみ方なのです。小さい頃は食べたいと思わなかった野菜が大人になって食べられるようになったとか、それどころか、大好きになったという経験はありませんか?

野菜はまだまだ奥が深い興味深い食材です。これからもいろんな新しい野菜を紹介して行きますよ〜。

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    愛の野菜伝道師 小堀夏佳

    “野菜には愛がある”をモットーに、おいしいWKWK♪で人を幸せにする愛の野菜伝道師。
    オイシックス(株)の初代バイヤーとして全国を巡り、「ピーチかぶ」「トロなす」など、ネーミングやレシピ、売り方までトータルブランディング。2020年よりフリーで活動中。最近は NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」やTBS系「マツコの知らない世界」などにも出演。
    小6男子の一児の母でもある彼女が実体験を踏まえ、食育を語ります!

     

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