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  • トータルビューティープロデューサー坂梨カズ ~ちゃんとケアして奇麗になる、いまどき女子のオーガニックライフ~
2021.03.5

精進料理・マクロビオティック・ もどき料理。日本の食文化が 心と身体と地球を救う時代よ!

  • ナチュラルと手抜きは 違うわよっ!! vol.8

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東京でオリンピック・パラリンピックが開催されると決まって以来、食品業界では、「日本はベジタリアンが少なく、ベジタリアンに対応できる飲食店も少ない」ということを問題視する声が上がっているんだけど、日本が“菜食後進国”みたいな言い方をされるのは、ちょっと納得がいかないのよ。私はこう見えても(どう見えてんのかしら? まぁ、いーわ)、けっこう愛国心が強かったりするんだから。

「和食」は、ユネスコ無形文化遺産に登録されている、世界に誇るべき食文化なの。そしてその発展の元になっているのが、仏教文化から生まれた「精進料理」だと言われています。食事も大切な修行の一環としてとらえる仏教では、“すべての命に感謝し、必要のない殺生を避ける”として、修行中のお坊さんたちの食事には動物性の食材を使いません。(ストイックさは慈愛ゆえなのね…美しいわ…)つまり、精進料理はベジタリアン料理の先駆け的な存在であると言っても過言ではないの。それから、欧米で実践者の多い「マクロビオティック」が実は日本生まれってことも、案外知られていないわね。

日本にはベジタリアン料理が少ないなんて言ってる人たちは、こういうことを知らないのかしら? 無知も甚だしいわ。なんでもかんでも欧米の真似をするんじゃなく、ちゃんと日本の文化も学ぶべきよね。某国営放送で人気の5歳女子に、一度、喝を入れてもらった方がいいわ。ボーっと生きてんじゃないわよ。

さて、ここで、ベジタリアン料理のメリットとデメリットを考えてみましょう。

【メリット】

・「動物や環境に優しいことをしている素敵女子の私♥」という自己肯定や満足感が得られる(※なぜ菜食が環境に優しいのか…は、お手持ちのスマホで調べてね。尺が足りないのよっ!)
・十分な食物繊維が消化やお通じを助けてくれる♪
生活習慣病のリスクが減る⤵
体臭が減る!(※動物性食品をたくさん摂ると体臭が強くなる傾向があるの。怖いわね~)

【デメリット】

栄養が不足しやすい⤵(※動物性食品に多く含まれるたんぱく質・鉄・ビタミンB群・亜鉛など)
お肉が食べたいという欲求を我慢することがストレスになるΣ( ̄ロ ̄lll)

このデメリットを解消するために、植物性食材を使った“お肉もどき”が、今、注目を集めています。「ヴィーガンミート(植物性肉)」「ソイミート(大豆肉)」他、呼び名は様々。かつては、「これのどこが肉なの!? あんた、肉の旨さをバカにしてんじゃないわよっ!」と暴れたくなるようなものが多かったけど、最近は、「まあ、許してやってもいーわ」「…ってゆーか、これ、お肉じゃなかったの!?」ってくらいレベルの高いものも登場しているの。

擬似肉という発想は、精進料理の“もどき料理”にも通じるものがあるわね。たとえば「がんもどき」。元々は、鳥の「雁(がん)」の肉を再現することを目的として作られたものなんですって。

…というわけで、菜食先進国(…とあえて言ってしまうわ)である日本は、ベジタリアン向けのメニューも豊富に用意できるはずよ。心と身体をすこやかに保つためにも、そして地球環境を守るためにも、とりあえず「週に1日は菜食デー」みたいに、頑張りすぎず、緩~く、軽~く、菜食ライフを始めてみるのはいかが?

  • PROFILE:
    坂梨カズ
    「すべての日本人に、より美しく、より幸せな暮らしを!」をコンセプトに、トータルビューティープロデューサーとして活躍中。活動の範囲は、スキンケア・メイクアップなどのコスメティック分野から、ファッションデザイン・コーディネートにまで及び、数々の商品開発にも携わる。近年は「いなり王子」としても注目を浴びている。

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