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  • ナッツバターを楽しむエシカルなバターナイフをご紹介♪
2021.11.13

かわいい おしゃれなバターナイフでナッツバターを楽しもう♪

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キチラブ本誌12号の特集で掲載したナッツバター。今回はパンやクラッカーに塗るときにおすすめのバターナイフをご紹介!
オーガニックなナッツバターにあう、エシカルでおしゃれなバターナイフを探してみました^^
混ぜるだけで簡単に作れるナッツバターとかわいいバターナイフで、食卓をおいしく彩ってみてはいかがでしょうか。
(キチラブWEBでのナッツバター作り方はコチラ!→リンク先ページ

木製バターナイフを作って使って楽しもう!

本誌12号でご紹介した「ヒトテマキット」のバターナイフ。
「子どもも大人も誰でも簡単にカトラリーを作れるような商品が欲しい」と思ったことがきっかけで生まれた手作りバターナイフ キットです。

岡山県で木材加工やカフェ運営、自然体験プログラムなどの取り組みを行なっている「西粟倉・森の学校」が作っています。
こちらでは人の手と地域資源の組み合わせで価値を生み出すことを目指して、モノづくりに取り組んでるそう。

木目がかわいいバターナイフですね♪
森で育てられてきたヒノキの間伐材で作られています。
木ということもあり一本一本 それぞれ木目に表情があって、
それがまたアートで魅力的です^^

バターナイフを使った後は、水または、ぬるま湯で洗います。
木でできているので、十分に乾燥させてからオリーブオイルなどの食用油を塗っておくと、変形や割れの防止になるそう。

木々から木漏れ日がさす森の画像

ヒノキの間伐材を活用した「ヒトテマキット」。
野菜などの栽培でもそうですが、苗が密集すると葉の光が十分にあたらなくなるのと同じように、
木も成長していくとの木同士の間隔が狭くなって、太陽の光を十分に浴びることができなくなるので、
間伐して木が成長しやすいようにします。

間伐材をつかうことはSDGsの「陸の豊かさも守ろう」の目標にもつながっていますね。

木のぬくもりを感じながら手作りするしたい人におすすめ。
作るのも使うのも楽しくなるバターナイフです。

まるでシルバーアクセサリー 洋銀のバターナイフ

次にご紹介するのは、ネパールの鋳物職人 サヌ・バイさんたちが作る洋銀のバターナイフです。
ウサギや小鳥の柄がおしゃれでかわいい♪
そしてこの細かい模様は一つ一つ手作業で作られているそう。
サヌ・バイさんは15歳の時から父親に仕事を学び始め、職人歴は50年以上になります。
今は息子のゴパールさんが貴重な技術を受け継ぎ、一緒にカトラリーやアクセサリー作りを行なっています。

1991年にネパールの子どもたちの育成と女性の自立支援を目的として活動を始めた「ネパリ・バザーロ」が販売しています。
バターナイフなどのカトラリーのほか、かわいいピアスやブローチなどのアクセサリーも作っています。

停電で仕事が思うように進まない時もあるとのこと。作業の中で一番難しい型取りと洋銀の流し込みは、強い光が差しむ朝8時から12時くらいが作業がしやすく、雨の日は暗いので型取りや流し込みの作業はできません。

新しいデザインの試作品作りでは、細かい要求をしても耳を傾けて快く要望に応じてくれるそう。「仕事があることがうれしい」とサヌ・バイさんは言います。

繊細なデザインの洋銀のカトラリー
アクセサリーのようなバターナイフも素敵ですね♪

インドでつくられた温かみあるカトラリー

フェアトレードでインドで作られた木製バターナイフの画像

最後にご紹介するのは、インドのニームウッドで作られたフェアトレードのバターナイフです。
ニームウッドは、インドでは街路樹として植えられている身近な木。
虫を寄せ付けない樹木としても知られており、農薬の代わりに田畑の周囲に植えられているそう。別名「村の薬局」とも呼ばれ、胃薬、歯磨き、虫除けなど民間の治療薬として幅広くニームの木はつかわれています。

ジャムやドライトマトなどと一緒に写る木製カトラリーや器の画像

ニームウッドのバターナイフは、京都に本店のあるフェアトレードショップ「シサム工房」で扱っています。
「社会経済的に立場の弱い人たちとよりいい形でつながって生きていきたい」という想いから始まったお店です。

「インドのコルカタから 車で3時間の緑豊かな村に工房があります。暮らしの中で昔から親しまれているニームの 木で作った食器は、ナチュラルな風合いで食卓に温かみをそえてくれます。使うたびに「いいな」と思えるように試行錯誤を重ねてデザインされたバターナイフ。日常の小さな愉しみになりそうな形です。」
とシサム工房のご担当者から。

現地の方が手作業でつくる様子

伝統文化や手仕事を大切にしながらひとつずつ丁寧に手作りされたバターナイフ。ポコポコした持ち手のデザインが素敵です♪
アウトドアやピクニックにもいいですね^^

エシカルで魅力的なバターナイフたち♪

素材も様々 それぞれ想いのこもったカトラリーのご紹介、いかがでしょうか?
作り手の方たちと共に、その品物を販売する方達のあたたかい想いも感じます。
その品物のバックボーンを知って、その品物を使うことが地球環境や作り手の人達、そして使う人達の未来につながっていきます。
おいしい料理にもつながれば なお最高^^
エシカルでかわいいバターナイフでぜひナッツバターを楽しんでください♪

「西粟倉・森の学校」https://morinogakko.jp/feature/hitotemakit/

「ネパリ・バザーロ」https://www.verda.bz/

「シサム工房」https://sisam.shop-pro.jp/?mode=srh&sort=n&keyword=neem

(2021年11月掲載時の情報です)

食探訪人ふくちゃん

料理を作ること、食べることが好きな「キチラブ」サポーター第1期生。週1回、横浜の農家さんの畑で援農(ベジサポ)の土いじりでリフレッシュ。家で時々、自家製酵母を使って焙煎した米ぬか(ライスブラン)が入ったパンを焼く。米ぬかを使いこなしたいとレシピ開拓中(笑)ビートルズ、ジャズやボサノバなどが好きな音楽と食の探訪人。

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