今日から使えるデイリーコスメ:第6回
みなさんこんにちは! リアルオーガニックナチュラルコスメのスペシャリスト、小松和子です。今月もキチラブのコラムページでみなさんに様々な情報をお伝えします! どうぞよろしくお願いします。
第6回目のコラムのテーマは「美容と食の見直しの時代 」です。
本誌では本当の美容と健康とは何かを書いてますが、ご覧いただけましたか?
こちらでは、食が肌の潤いにつながるその理由と本当の健康などについて書きたいと思います。
さぁ、始まりです〜!
食が肌の潤いにつながるその理由と本当の健康
肌の本来のうるおいは、化粧品で作られるものではありません。
化粧品はあくまでも補填。重要なのは内側からの栄養です。
最近は身体の仕組みの知識を持たずにヴィーガン志向になる方も増え、たんぱく質不足で栄養バランスが取れず、代謝に影響を及ぼしている方も少なくありません。
それに伴い肌を乾燥気味にしてしまい……。
肌の潤いを担うのは、たんぱく質の代謝がカギを握ります。
そのためには胃(胃酸)の働きが重要でもありますが、たんぱく質の合成が盛んにおこなわれているときは体の中で大量の水が合成されていて、肌も潤いが高くなるのです。
肌の角質層でうるおいを構成する細胞間脂質の主成分はセラミドやコレステロールや遊離脂肪酸など。
この保湿因子が減ると肌のバリア機能が低下します。
コスメでよくセラミドを配合されている製品を見かけますが、実は、セラミドの働きは肌の中でコレステロールや遊離脂肪酸がしっかり存在して初めて肌バリアを強化できます。
それに日本人は、補酵素であるビタミンもミネラルも不足している人が多い傾向ですから、現代の栄養失調に陥っている人はかなり多いはずです。
必要な栄養素をとると見違えるように肌も美しくなってくると思いますよ!
そして食の方でも、例えば油に関して言うと、日々のお料理にどんなにこだわった植物オイルを使っていても、毎日のようにドレッシングや揚げ物、炒め物にとあれこれ使って摂取していたら植物油の過剰摂取につながります。
さらに外食などはどんな油を使っているかわからないのと、自分でも思いもよらないほど多くの量を摂取していることが考えられます。
みなさんは、実は過剰な油の摂取で、肌のシミやくすみを作っているということは御存知ですか?
日焼け止めを塗ってもシミができる大きな原因は食なのです。
もちろん健康にも脂質のとりすぎは影響を及ぼします。
シミの原因の多くは紫外線であるということは少し前の考え方。
今は食からの改善が必要ということなのです。
また、グルテンフリーだから安心とばかりに買ってくる米粉のお菓子にも様々な糖が使われていることもあり、小麦を排除することに気をとられ、糖質をとりすぎていることも。
毎日食べていたら、いつの間にか毛穴が目立つ肌になっていた! なんてこともあるのです。
脂質も糖質も栄養は、オーガニック製品であってもバランスを考えて摂取しないと健康に影響するので注意が必要ということなのですね!
今は食品もコスメも様々なものが価格高騰になっていて、オーガニック製品と一般の製品も激安なものでない限り、そこまで価格の差がなくなってきています。
ですから今こそたくさんの方に、農薬や化学肥料をできるだけ使わないものや自然栽培を選んだり、食もコスメも添加物が使われていない加工製品に切り替えてみてほしいと思います。
ぜひ内側からきれいになっていきましょう!
今回のおすすめ商品はこちら!
へちまここち
へちまローション
有機栽培のへちまを使ったクラスターが非常に小さい浸透性高いローション。
120ml 2,310円(税込)
https://hechimacocochi.com/
Nilotica
ニロティカシアバターR
日本でもあまり見かけない貴重なオレイン酸が豊富なとろけるシアバター。
27g 6,050円(税込)
https://www.serendipity-trading.co.jp/
Into
Baim
栄養価と浸透が高いモリンガの種子油を配合した滑らかになじむ万能バーム。
23g 3,520円(税込)
https://into.organic/
一般社団法人ナチュラルライフ&ビューティーアソシエーション代表理事
日本オーガニック会議実行委員
小松 和子 Kazuko Komatsu
Profile
2008年からオーガニック・ナチュラルコスメに関してのプロフェッショナルとして活動。化粧品開発のプロデュースや肌とナチュラルコスメに関する講演・講座・企業研修・展示会・イベント・店舗プロデュースなど幅広く活躍中。