長期熟成による甘さと深いコクが魅力の角谷文治郎商店のみりんは“お米のリキュール”として海外でも人気が高く、様々な料理と相性抜群! そこでみりんの魅力を知り尽くした醸造元の角谷治子さんに、手軽で簡単なみりんレシピをご紹介していただきました。
年末年始は美味しいものを食べたり、お酒を飲んだりと、腸が疲れやすいタイミング。里芋は胃の調子を整え、腎臓や肝臓にもやさしく、この時期にぴったりの食材です。
ポタージュにみりんを使うイメージはあまりないと思うのですが、みりんを加えることで上品な甘みが隠し味となって里芋の味が引き立ち、コクを深めてくれます。また素材に味が浸透し、かつ里芋特有の土臭さというか、ややクセのある風味もマスキングしてくれます。
カプチーノ仕立てにしてピンクペッパーを散らすことで華やかな仕上がりとなり、お客様へのおもてなしの一品にもぴったり。でもおうちで普通にいただく時は、カプチーノとピンクペッパーを外してもOK! 細かく刻んだお餅をおかきにしてクルトンのように散らしてみたり、お好みでアレンジするのも楽しいですよ。
材料
(4人分)
(4人分)
- 里芋のポタージュ
- 玉ねぎ 1/2個
- 里芋 300g
- マッシュルーム 3個
- 水 300ml
- 野菜ブイヨン 1包
- 三州三河みりん 大さじ1
- 豆乳 200ml
- 白味噌 大さじ1
- 塩 小さじ1/3~
- コショウ 少々
- 油 適量
- 豆乳カプチーノ
- 豆乳 100ml
- 甜菜糖 小さじ1
- 盛りつけ
- イタリアンパセリ 適宜
- ピンクペッパー 適宜
作り方
- 玉ねぎは角切り、里芋は皮を剥いて小さめの角切り、マッシュルームは薄切りにする。
- 鍋に油を入れて熱し、玉ねぎをしんなりするまで炒める。里芋・マッシュルーム・水・野菜ブイヨン・三州三河みりんを加え、柔らかくなるまで煮る。
- 里芋が柔らかくなったらミキサーで撹拌する。鍋に戻し、豆乳を加えてさらに煮込み、白味噌、塩・コショウで味を調える。
- 豆乳と甜菜糖を別鍋に入れて火にかけ、泡だて器でよく混ぜて泡立たせて、豆乳カプチーノを作る。
- ❸を器に盛り、❹の豆乳カプチーノとイタリアンパセリ、ピンクペッパーを飾る。
国内指定産地のもち米で仕込んだ『三州三河みりん』(左)と有機米で仕込んだ『有機三州味醂』
三州三河みりん醸造元 株式会社角谷文治郎商店:角谷治子
レシピ・写真提供:べっぴんプラス株式会社
文:布施恵