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  • 特集 超時短! 冷凍シーフードミックス 使い方のポイント 
2023.09.14

冷凍シーフードミックスを使いこなし、魚介の旨味をまるっといただく。 「炊き込みご飯」やほかほか「スープ」にも。

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下処理が済んだえび、イカ、アサリなどが入っていて便利な「シーフードミックス」。たくさんの種類の魚介を揃える必要がなく、使う分だけ解凍するから無駄も出ない。もっと活用したい便利アイテムですが、使い方にはちょっとしたコツがあります。
解凍方法は「塩水解凍」がおすすめですが、炊き込みご飯やスープに使う場合は、「凍ったまま調理」でもOK!
魚介から出る旨味をまるっといただける、スピード調理が嬉しいレシピをご紹介します。

スタイリング・撮影・(有)シンクネクスト
文・川原舞子


もう迷わない。使い方4つのポイント

その1:凍ったまま調理で、旨味を逃さない

炊き込みご飯やスープに使う場合は、凍ったまま炊飯器やお鍋に入れてもOK。
多少身は縮みますが、魚介から出る旨味を丸ごといただけるうえ、すぐ使いたい時に便利です。

その2:縮みを防ぐなら、「塩水解凍」がおすすめ

少し時間に余裕があれば、海水と同程度(3%)の塩水に30分~1時間程度漬けて解凍します。
旨味を含む水分が流れ出るのを防ぎ、プリプリの食感を保つことができます。

その3:解凍後は水気を拭き取る

解凍してから使う場合は、出てきた水分をペーパータオルなどで拭き取りましょう。余計な臭みを取り除くことができます。

その4:残った時は袋を入れ替えて保存

残った場合は「冷凍用保存袋」に移し、できるだけ空気を抜くようにして冷凍します。
水分の蒸発を防ぎ、味や食感がキープされやすくなります。
※2~3週間を目途に使い切りましょう。




レシピ1:材料3つとは思えない本格派

塩昆布とシーフードミックスの炊き込みご飯

【材料】(2人分)
米………………………………… 1合
冷凍シーフードミックス……… 100g
塩昆布…………………………… 10g

【作り方】
① 炊飯器に米と、水(分量外)を1合の目盛りまで入れ、塩昆布と凍ったままのシーフードミックスを加えて炊飯する。
② 炊き上がったら全体を混ぜ合わせて器に盛る。

*にんじんや油揚げをプラスすると具だくさんに。
*塩昆布と一緒に炊く代わりに、炊きあがり後に「青のり」をたっぷり混ぜ合わせるのもおすすめ。


レシピ2:まさかの10分で完成!

旨味たっぷり 海鮮スンドゥブチゲ

【材料】(2人分)
冷凍シーフードミックス……… 100g
絹ごし豆腐……………………… 150g
キムチ…………………………… 80g
小ねぎ…………………………… 1本
鶏がらスープ…………………… 400ml
 A  コチュジャン……………… 小さじ2
   にんにく(チューブ) ……… 小さじ1
   しょうゆ…………………… 小さじ1

【作り方】
①小ねぎは小口切りにする。
②小鍋に鶏がらスープを入れて中火で熱し、煮立ってきたら凍ったままのシーフードミックスと豆腐を手でちぎりながら加えて2分ほど煮る。
③キムチとAを加えて軽く煮たら器に盛り、小ねぎを散らす。

*粉唐辛子やラー油を加えると、「辛いもの好き」にも満足な味に。
*仕上げに卵黄や温泉卵をのせるのもおすすめ。


こんな便利商品もご紹介!

Manma 天然むきえび

「えびの最高峰」と称される、パプアニューギニア産の天然えびを船上で冷凍。

Manma 天然むきえび
1,026円  150g ※販売価格は店頭価格を優先します。

水揚げ後に選別、頭取りなどを行ってすぐに船上で冷凍することで、えびの甘みや食感がぎゅっと閉じ込められている。
養殖えびのおかげでえびが身近な食材になった一方で、多くの養殖えびには人工肥料や抗生物質、身をプリっとさせるため添加剤、漂白剤などが使われているのも事実。
天然えびの中でも、「船上で凍結されたえび」は数が少なく貴重だが、株式会社ホリ(香川県高松市)は、長年にわたって天然えびを専門に取り扱う。
薬品を使用せずにすむのは、鮮度がいいからこそ。Manmaの「パプアニューギニア産の船凍天然えび」は、SDGsの重要性が叫ばれる前から禁漁期を設け、資源を確保するための取り組みを行っている。

オンラインショップ:https://shop.manma-hori.com/
(ホリ 087-861-4580)

添加剤・漂白剤 不使用


炒め物、サラダ、チャーハン、
八宝菜の具、ちらし寿司などに。




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  • レシピ提供/料理研究家・栄養士・食育インストラクター
    中川佑衣(なかがわゆい)

    写真家の父と料理研究家の母のもとで小さい頃から食べ物に興味を持ち、資格取得後、料理の道に進む。主に企業向けレシピ開発からコーディネートまで行い、身近な食材で手軽に作れるレシピを提案している。

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