もくじ
オートミールをご飯として使ってみたら、かなり「アリ」だった
皆さんの食卓には、オートミールって登場しますか?
まずはオートミールの基礎知識をご確認ください。
【オートミールとは】
オーツ麦(※)を脱穀した後、調理しやすく加工したもの。食物繊維、たんぱく質、ミネラル類、ビタミン類など栄養が豊富で、米よりも糖質が少ない。
※オーツ麦
イネ科のカラスムギ属に属する穀物のことで、別名エンバク、オート麦、マカラスムギとも呼ばれています。オーツ麦は日本人の主食であるお米と比較しても、非常に栄養価が高いと言われています。最近では、ドライフルーツなどと合わせる「フルーツシリアル」が、手軽に取れて栄養価の高い食事として主に朝食のメニューで人気があります。
特に食物繊維が豊富で、カルシウム、鉄分を多く含みます。
私にとってオートミールとは、学生時代にアメリカでホームステイして、牛乳と一緒にテーブルに置かれたアレ。
もそもそした食感で、あったかい白ごはんのもちもちした食感で育った日本人には「ん、こ、これがアメリカの味?」と、異文化体験したイメージが刷り込まれてウン十年。
糖質制限している方々やモデルさんなど意識高い系の方々が愛用しているということで、気にはなっていたけど、子育て真っ最中・素敵な暮らしを遠い目で眺めている私には関係ないもの、と思っていました。
そこに降ってわいた、オートミールを使ってみて、という話。
美味しいとはとても思えなかったウン十年も前の経験から、果たして使いきれるんだろうかという不安から、ネット検索してみると、 ヨカッタ。
あの、もそもそ食感がダメな人はたくさんいて、食べやすくする工夫がたくさん載っていました。
その中から良さそうなものをいろいろ試してみて、これは! と思った食べ方を紹介します。
「ご飯代わりにオートミール」は、なんとレンジで1分!
やっぱり日本人だから、お米のもちもちした食感が好きなんです。これはもう、いかんともしがたい。
じゃあ、オートミールをもちもち食感にすればいい。ということで調べてみたら、なんと電子レンジでそれができるというじゃないですか。
30gに水50ml。この分量が基本になります。
1人前としては少なく感じられるもしれませんが、食べるとけっこうお腹にたまるので、これくらいがちょうどいいと思います。
水を全体にまわしかけ、電子レンジ(500W)で1分。ラップはしなくて大丈夫。
スプーンなどで軽くほぐすと、こんな感じ。
もちっとした感じが伝わるかな?
でもね、これをそのまま食べただけでは「やっぱりお米とは全然ちがうじゃん」って感じなんです。
なので、ここからさらにお料理アレンジ。
オートミールは チャーハンに使え!× 納豆もイケる
美味しかった使い方、第1位はチャーハン。
レンジでチンしただけのオートミールの水っぽさが、炒めることでほどよく抜け、まるで玄米のような食感になります。しかも、玄米より食べ応えあり。
おすすめは、納豆キムチチャーハン。
材料はチンしたオートミール、納豆、キムチ、卵。
フライパンに少しけ油を敷いて、材料を順番入れて炒めるだけ。
刻み海苔をトッピングしてみました。
納豆と合わせることで食感がさらにもちもちに感じられ、ご飯っぽさがプラス。味も日本人とって馴染みやすくなると思います。
オートミールをピザ生地にすれば、ライスバーガー的食感
第2位はピザ生地。
チンしたオートミールをギュッとつぶす感じで広げてフライパンで焼くと、ライスバーガー的な食感に。
お焦げみたいな風味もして、これはたぶん、みんな好きな感じ。
オーブンシートを使うと油も必要ありません。
もちろんトマトソースのピザにしてもいいのですが、わが家の定番は和風ピザ。
子どもがしらす好きなので、醤油とオリーブオイルで軽く和えたねぎ、しらすを載せて、チーズをたっぷり。
生地部分が少しパリっとしてきたら、フタをして3分ほどで出来上がり。
大葉をトッピングしてみました。
ほら、ライスバーガー的でしょ。
普通のピザ生地よりも食べ応えがあってお腹にたまるのもgoodポイント。
リゾット風オートミールは、まるでお餅のような食感。
トマトジュースが大活躍
第3位は、トマトチーズリゾット。
わが家では健康のため、夫がトマトジュースを定期購入しているのですが、子どもたちはそのままゴクゴク飲むのはちょっと苦手。
なので、トマトジュースを料理にたくさん活用しています。
トマトジュース100mlにオートミール30gを入れて、電子レンジで1分。
ピザ用チーズをのせて、オーブンかトースターで焼く。
もう、めっちゃ簡単。
トマトジュースが染み込んだオートミールとチーズと合わさると、まるで餅のような食感。風味は玄米に近い。
たぶん言われなければ、餅だと思って食べちゃうかもレベルのモチモチ感。
お米を使うよりも早くできるのがうれしい。子どもも喜んで食べました。
いろいろ試しているうちに、オートミールに愛着がわき、あの、独特な食感が大丈夫になってきたのも不思議なところ。
ミルクなどを注いだ直後はやっぱりモソモソが強めですが、10分くらいおけば、レンジでチンしなくても結構イケることにも気づきました。
こちらはトマトジュースにオートミールをそのまま入れて10分置き、オリーブオイルをほんの少しに、黒胡椒をガリガリ。
超手抜きガスパチョ風。夏の暑い朝など、大人の朝ごはんに活躍しそうです。
ウン十年前の経験から、食わず嫌いをしてきたオートミール。
実は時短にもなる、優秀ストック食材でした。
使い方次第で、オートミールがわが家のレギュラー食材になり得ることに気付いた今回。
次回はドライフルーツ等が入ったタイプのオートミールのアレンジに挑戦します。
■今回使ったオートミール
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みゃーママ
「キチラブ」のサイトを運営する、OVJ(オーガニックヴィレッジジャパン)事務局スタッフ。
小学生と保育園児の2児の母。仕事をしながらのワンオペ子育てで、毎日のごはんのしたくは超バタバタ。力尽きない程度に頑張る、が、モットー。