2021年の“新顔やさい”ケロッコ
ケロッコという野菜をご存知ですか? ケールとブロッコリーが結婚して誕生した、2種のいいとこどりの新顔やさい。スティックブロッコリーにケールの葉っぱがついたような感じです。
キャベツの原種であるケールは、とても栄養価が高いことからスーパーフードとして知られていますが、苦くて食べずらいのに対し、ブロッコリーとかけあわせたケロッコは、苦みが少なく子供でも食べられる美味しさです。
栽培方法も面白く、中心の成長点を切ると、子孫をたくさん残そうとわき芽が出て、ケロッコがニョキニョキ出て来ます。まさに生命力の塊なのです!
ただ伸びるだけではなく、一旦止まって新たな自分を発見したかのように開花するケロッコ。今年新たに成人になる皆さんには、古きと新しきを取り入れて進化するケロッコのように、今までになかった自分(潜在価値)に気づき、羽ばたくパワーを感じるラッキー旬ベジ☆
ぜひたくさん召し上がってくださいね。
~旬うまレシピ~
ケロッコのアンチョビバターソース
ケロッコは縦半分に切って、沸騰したお湯に多めの塩、オリーブオイルを入れ2~3分茹でます。
小さな器に、みじん切りにんにく、アンチョビペースト、バターを入れてレンジで40秒。
お皿に盛ったらできあがり。くるみやナッツ、レモンを添えても美味しいですよ。
~今旬ベジフル~
1月は睦月(むつき)。互いに親しみ合う「睦び合い」の宴を、家族や親族が集まるお正月に行うからと言われています。野菜の世界では、葉ものや根ものなどの冬野菜が本当の旬を迎え、菜の花やフキノトウなど春を先取りするような野菜が出てきます。また、イチゴの価格も徐々に落ち着き、柑橘類が売り場の大半を占め、リンゴはフジ一辺倒になって、貯蔵されていたジョナゴールド、ピンクレディーなども旬を迎えます。
愛の野菜伝道師
小堀夏佳“野菜には愛がある”をモットーに、おいしいWKWK♪で人を幸せにする愛の野菜伝道師。オイシックス(株)の初代バイヤーとして全国を巡り、「ピーチかぶ」「トロなす」「かぼっコリー」など、ネーミングやレシピ、売り方までトータルブランディング。野菜の多様性と農家の想いを伝えながら2020年よりフリーで活動中。