Vol.15「2026年冬ドラマレビュー:ゴールデンのドラマはやっぱり面白い!(後編)」
今期のドラマの特徴は見逃せない番組がかたまって放送していることではないだろうか。
散らばっていれば毎日のように観るのだが、今期は火曜と日曜に集中している気がする。
逆に観ないでいい日も出てくると思うので、録画しておいたドラマやTverなどを利用して、その週のうちに観てしまうようにしよう。
連ドラは貯めてしまうとまとめてみるのが大変になる。まめに消化していくことがコツだ。
ここでは筆者なりのオススメをまとめたので、自分なりのラインナップを見つけてほしい。
では、週の後半を見てみよう。
文:板倉京一
それなりに面白いのだろうが筆者はパスの木曜日
まずは『おコメの女ー国税局資料調査課・雑国室ー』。
テレ朝ならではの安定した面白さ。見ればそれなりに面白いが、観なくてもいいような気がする。
これまでこの枠は「ドクターX」や「緊急取調室」を放送してきた実績もある。
敢えて苦言を呈すればタイトルのわかりずらさか? とは言え、これまでの作品も最初は理解されなかったはずだ。シーズンを重ねるごとに認知度を上げる。
テレ朝が得意とするところだと思うので、これから期待したい。筆者は今期はパスだ。
同じ日の22時からはフジテレビがお仕事ドラマを放送。『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』だ。こちらは保険調査員。保険金詐欺事件に悪用されてないか、リサーチする保険調査員を演じる。逮捕を目的とする警察とは違う一夫変わった内容が楽しめる。
とは言え、どちらも地上波の枠から抜け出してはいない。見ればそれなりに面白いが観なくてもいい気がする。筆者はこれも観ない方を選択した。
『おコメの女ー国税局資料調査課・雑国室ー』
テレビ朝日系毎週木曜夜21時~21時54分
公式HP:https://www.tv-asahi.co.jp/okome/
『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』
フジテレビ系毎週木曜夜22時~22時54分
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/professional/
世界進出の大規模プロジェクトというけど、今さら感が漂うドラマ
TBS、お前もか! という感じが拭えない『DREAM STAGE』。
有料配信サービスに押されて、なかなか観てもらえなくなった地上波ドラマに目を向けるべくいろいろ仕掛けたいところだが、KーPOP男性グループをデビューさせるという安易な企画ではとてもじゃないがついていけない。
主役が元天才プロデユーサーというのもなんか既視感があるし、キャスティングも特に豪華というほどではない。
これでは有料配信サービスに慣れてしまった視聴者は観ないのではないだろうか。少なくとも筆者は観ない。
『DREAM STAGE』
TBS系毎週金曜夜22時~22時54分
公式HP:https://www.tbs.co.jp/DREAMSTAGE_tbs/
原作が人気なのは諸刃の刃
土曜の日テレは変なタイトルのこのドラマ『パンダより恋が苦手な私たち』。
これは「おコメの女~」と違って、人気漫画が原作。なので、知らない人にとっては何のドラマだろう?と思うかもしれないが、知ってる人にとっては、このまんまの方が良い。
しかし、原作が人気ということは実写化すると必ず「ミスキャスト」問題が浮上してくる。SNSでよくない噂が飛び交うとかえってマイナス効果が出てしまうのでここは慎重に進めることが必要。
このドラマは主人公の雑誌編集者が上白石萌歌、動物の求愛行動にしか興味のない准教授に生田斗真。筆者は原作を知らないがこのキャスティングはなかなかいいと思う。果たして原作ファンはどうだろうか?
『パンダより恋が苦手な私たち』
日テレ系毎週土曜夜21時~21時54分
公式HP:https://www.ntv.co.jp/pankoi/
さすがの日曜劇場に大河ドラマ。充実の日曜
前回のここでゴールデン帯も捨てたものではないと書いたが、それはこの日曜日があったから。
大河ドラマはこの1月から新しいシリーズ『豊臣兄弟』に変わったが、久々の戦国時代で、あの人もこの人も出てくる馴染みやすい話だ。
しかし、ストーリーは戦さを好まぬ弟の小一郎と野心でいっぱいの兄・藤吉郎の兄弟愛が描かれ、今のところいい話になっている。二人に待ち受けている運命とは! 前の「べらぼう」も好きだったが、この大河も非常に面白い。
日曜劇場『リブート』は孤島無稽な話のようで、妙に説得力がある。
リブートする前の早瀬陸を誰が演じているか、隠している徹底ぶりだ。このドラマくらいであれば出演者のギャラが一桁違うという配信サービスに負けていないと言えるだろう。
脚本は「グランメゾン東京」や「TOKYOMER」「ラストマン」などの、のちに全部映画化されている作品の脚本も担当した黒岩勉氏のオリジナルだそうだ。構想に3年を掛けたらしい。
まだ誰も先の展開を知らない『リブート』にどっぷり浸かってみるのもいいだろう。
『50分間の恋人』もオリジナル脚本。でも、こっちはすごーく軽い。
ゲームのライバル会社に努める松本穂香演じる菜帆と伊野尾慧演じる晴流(ハル)。いがみ合っている元夫婦の社長同士がこのライバル会社という話だ。ある日菜帆と晴流は公園で偶然ぶつかる。その時、晴流がヴィンテージのTシャツを着ていて弁償しなければいけなくなったことから、菜帆は晴流に30回手作り弁当を作っていくことになってしまった。その時はまだお互いの勤め先も知らなかったが、元夫婦の社長はお互いに社員同士が付き合おうものなら、即刻クビと言っている。今はまだ、昼休みの50分だけ会う関係の菜帆と晴流だが、この先二人の関係はどうなっていくのかというラブコメ。キチラブ的には毎日作るお弁当に食欲がそそられる。
『パンチドランク・ウーマン ー脱獄まであと××日ー』はもう少しヒリヒリした内容。
いきなり冒頭で脱獄シーンから始めるが、なぜ二人は共に逃げる共に逃げることになったのか。話は数ヶ月前に戻る・・・。
舞台の拘置所で、女性が収容された区域の区長を演じる主役の冬木こずえに篠原涼子、その拘置所に移送されてくる、強盗殺人の罪で起訴された未決拘禁者・日下怜治にSixTONESのジェシー。第1回でこの二人が一緒に脱獄していたのだが、冤罪を訴えている日下怜治はなぜ冬木こずえと一緒に脱獄する事になったのか?
登場人物がみんな一癖も二癖もありそうなので、先が気になる。
日曜のドラマと言えば、BSだがこれも外せない。『京都人の密かな愉しみ Rouge(ルージュ)継承』。
パリで暮らす三上洛は、義理の母親、沢籐三八子が、京都の老舗和菓子屋・久楽屋春信を継がなかった事から無くなってしまう事を知り、義理の母に代わって久楽屋春信を継ごうと京都に行くことを決める。しかし京都は外の人間には窺い知れないほど複雑で面倒臭い街。洛を追うように三八子も京都に帰る。
果たして洛は老舗和菓子屋を継ぐのか? 三八子はどうするのか? 美しい撮影と京言葉の数々。独特のストーリー。たまに出る京菓子がとても美味しそう。
キチラブが好きな人は、一風変わったこのドラマに魅了されること間違いなし。
大河ドラマ『豊臣兄弟』
NHK総合毎週日曜夜20時~20時45分
NHK BS毎週日曜夜18時~18時45分
公式HP:https://www.web.nhk/tv/an/toyotomi-kyodai/pl/series-tep-P52L88MYXY
日曜劇場『リブート』
TBS系毎週日曜夜21時~21時54分
公式HP:https://www.tbs.co.jp/REBOOT_tbs/
『50分間の恋人』
テレビ朝日系毎週日曜夜22時15分~23時09分
公式HP:https://www.asahi.co.jp/50min/
『パンチドランク・ウーマン ー脱獄まであと××日ー』
日テレ系毎週日曜夜22時30分~23時25分
公式HP:https://www.ntv.co.jp/punch-drunk/
『京都人の密かな愉しみ Rouge(ルージュ)継承』
NHK BS毎週日曜夜22時~22時45分
公式HP:https://www.nhk.jp/g/blog/fygscnarpu/
今回は週の後半のドラマを紹介した。最初は厳しいことばかり書いたが、後半は素晴らしいドラマの数々を紹介できたと思う。
次はキチラブらしく、もっと「食」にフォーカスを当ててみよう。このサイトの読者の心にもきっと届くに違いない。
Vol.14「2026年冬ドラマレビュー:ゴールデンのドラマはやっぱり面白い!(前編)」はこちら
小.jpg)

小--500x375.jpg)

--500x375.jpg)
--500x375.jpg)
-1-500x292.jpg)
-500x292.jpg)

