11月は霜月(しもつき)。霜が降り始める頃という意味で霜月。またその年の収穫を感謝する「食物月(をしものつき)」が省略されたという説などがあります。
野菜の世界では秋も深まり、みかんやりんごの品種が数多く出そろい、まさに味覚の秋到来。芋、栗、かぼちゃの甘味が増し、里芋やれんこんなども美味しい時期。そして、冬にむかってねぎや春菊、小松菜、ほうれん草などの葉物野菜が収穫の時期を迎えます。
漢字では「蓮根」と書きますが、根ではなく地下茎。数多くの穴は泥の中で育つために、葉から空気を送りこむ空気の通り道。
また蓮(はす)は、泥水の中から気高く神秘的な花を咲かせることから美と清浄のシンボルとされ、お釈迦様の台座のモチーフともなっており、花言葉は「清らかな心」「神聖」「離れゆく愛」「雄弁」。
れんこんの穴はいくつと思われますか? 正解は大小あわせて10個。10個も穴があり、向こう側が見通せることから「将来の見通しが良い」と縁起を担いでいる、まさにラッキーベジの代表!
また、粘り成分であるムチンが多いので、胃の粘膜を正常に保ち、疲労の回復に効果があるのでコロナ禍で沈滞ムードのみなさんに、明るい未来をもたらす野菜です! 今は大変でも前向きにネバーギブアップ‼ 運気上昇なラッキー旬ベジ☆是非たくさん召し上がってくださいね。
旬うまレシピ!まんまステーキ(アンチョビバター)
皮に栄養価が多いので、よく洗って皮ごと召し上がれば、面倒くさい調理の手間も省けるので一石二鳥。
れんこんの表面の皮をよく洗い、1cmほどの厚切りにして、フライパンにオリーブオイルをたらして両面焼きます。こんがり焼けたら、アンチョビとバターを落として全体に絡めたらできあがり! この時期、ワインのお供にもなりますよ♩
愛の野菜伝道師
小堀夏佳“野菜には愛がある”をモットーに、おいしいWKWK♪で人を幸せにする愛の野菜伝道師。オイシックス(株)の初代バイヤーとして全国を巡り、「ピーチかぶ」「トロなす」「かぼっコリー」など、ネーミングやレシピ、売り方までトータルブランディング。野菜の多様性と農家の想いを伝えながら2020年よりフリーで活動中。