アイテムページ担当ライター★のなかです。
毎号、紙面では特集ページにあったアイテムを選び、限られた誌面の中で伝えきれなかった、商品の魅力について語ります!
第6号の特集は、愛されメニューのカレーでした。今年はおうち時間が増えたこともあり、いつもより凝ったカレー作りに挑戦した人も多いのではないでしょうか。
アイテムページでは、『アイテムで深めるカレー愛』ということで、カレー作りの相棒になる食器やエプロンなど、主にキッチン周りのアイテムをご紹介しました。こちらのページなんですが…1点、異色なアイテムがあるのがわかりますか…?
なんでこんなにリアル…カレーの香りのローソク&お線香
カレーに関するアイテムのリサーチ中に、目に止まったのがこちら。ミニチュアなのか…食品サンプルなのか…一体これは?
実はこれ、神仏用のローソク&お線香なんです。他界した大事な人の好物をローソクやお線香で表現した「故人の好物」(カメヤマ株式会社)のカレーシリーズ。お供えはお花やお菓子が定番だと思っていたので、昭和生まれの私、令和の新常識(?)にカルチャーショックを受けました。
本物らしさにこだわった「故人の好物」シリーズは、見た目のインパクトだけなく、故人との美味しい記憶、楽しい記憶を思い出せるアイテム。ローソクやお線香を通じて、幸せな「あのとき」への想いをあの世の大事な人につなぎます。
さらにこれ、単にカレーの形をしているだけではありません。新しい供養のカタチを提案するカメヤマならではの、こだわりが詰まった商品なんです。今回は「カレーライスキャンドル」をご紹介します。
リアルなカレーを追求したビジュアル&香り!
開封してまず驚いたのはルー部分の細かい質感です。ごはん部分は米粒が立っていて、ルー部分はなめらか。
具の人参・じゃがいもはつるんとした、お肉は繊維感ある切り口。ごはん部分にうっすらかかったルーの透け感も絶妙。鮮やかな福神漬けがアクセントになっています。
食品サンプルじゃないのに、ここまでこだわるって…カメヤマさんの商品開発力、すごい!
ビジュアルだけではありません。この商品の魅力は「香り」にもあります。ルーの部分から、美味しそうなカレーの香りが漂ってくるのです。しっかりスパイスを使ったルーに、ココナツミルクで甘みを加えているようです。
では実食…といきたいですが、ローソクでしたね…そうだ、炎を灯してみましょう!
お供えはもちろん、アウトドアや防災用にも!
火をつけると、ほのかなカレーの香りと優しい光が広がりました。平らなお皿の上に炎が灯るので、安定感があるのもポイント。
カレーを何杯もおかわりしていた大事な人へのお供えにはもちろん、夜のアウトドア活動を盛り上げるアイテムや、防災用にもアリなんじゃないでしょうか。停電時にこのキャンドルを灯せば、カレーの香りと炎の揺らぎで、不安な気持ちが和らぎそう。小さいお子さんも喜びそうです。
お墓参りでのお供えにもおすすめです。食べ物のお供えは腐敗したり、カラスが食べ散らかすことがあるので、禁止している墓地も多いのだとか。でもお花とお線香だけではなんだか寂しいですよね。見た目も香りもリアルなローソクに火を灯してお供えすれば、大事な人にきっと届くはず!
次回では、スパイスの香りのお線香と「故人の好物」シリーズのラインナップについてご紹介します!
【商品データ】
故人の好物シリーズ(カメヤマ株式会社)
http://rosoku.kameyama.co.jp/rosoku/collaboration_favorite_rosoku/t87150000/
価格:共に680円(税抜)
問い合わせ:カメヤマキャンドルハウス青山店 03-5656-1923
ライター:のなかあき子
「キチラブ」のアイテムページ担当。中2男子と小5女子、思春期真っ盛りの子供と格闘中のライター。ごはんの理想は質と量の両立だが、現実は量重視気味。最近のブームは家から30分圏内での短時間アウトドア。