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  • 体験ツアー第3弾!
2023.09.27

世界農業遺産を巡る滋賀県・琵琶湖地域ツアーレポート

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森・里・湖に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム

今こそ、何をSDGsすべきか?
観て、聴いて、ふれあい、絆を結ぶ体験ツアー

今こそ、何をSDGsすべきなのか、を探求する旅です。
大昔から大変な努力を払って“SDGs”してこられた貴重な遺産を、その遺産を守ってきた人々を、この目で観て、聴いて、触れて、心を通わせ合い、絆を結ぶ。そして、もちろんおいしくいただく。
そんなスタディーツアーで、あなたのSDGsをアップデートしていきましょう!


世界農業遺産(GIAHS)とは?

Globally Important Agricultural Heritage Systems

世界農業遺産(GIAHS)とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた独自性のある伝統的な農林水産業と、それに密接に関わって育まれた文化、ランドスケープ及びシースケープ、農業生物多様性などが相互に関連して一体となった、世界的に重要な伝統的農林水産業を営む地域(農林水産業システム)であり、国際連合食糧農業機関(FAO)により認定されます。
世界中に24か国76地域、日本には現時点で15地域が登録されています。


このシリーズツアーが目指すもの

海(湖)、山、里に深く根差した「有機農業システム」と長い歴史を持つSDGsの本質を、観て、聴いて、触って、実感し、買って支える提携(TEIKEI)の輪を日本全国に広げること

Take Action! 
琵琶湖のこと、守るためにはまず正しく知ることです

琵琶湖とは?

・400万年前に出現した古代湖、現在の位置に定まったのは、40万年ほど前、固有種が多く生息し(66種)、豊かな生物多用性が育まれてきました(水性動植物数2,400種以上)。

・琵琶湖にそそぐ川は約450本、流出河川は瀬田川のみ、宇治川、淀川と呼称を変え京阪神の人々の命をつなぐ水源となっています。

・有史以来、琵琶湖と共生することで地域社会は支えられてきました。交通手段として水運を利用、食べものや生活用品は湖の恵みから。かつては、都の在処にも。

琵琶湖の魚はかなり減っているそうです。その原因は?

・琵琶湖周辺の整備により、湖岸が造成され、道路もできたが、湖と水田の連結が失われ、また、ヨシ帯が後退して、魚たちの産卵の場や稚魚を育むシステムが衰退したこと。

・その上に、外来魚(ブラックバスやブルーギルなど)がふえて固有種を駆逐していったこと。

・近代化が進み、網の材質が石油製品に代わり、丈夫になったことで漁獲効率が上がってしまったこと。

そこで、琵琶湖ルネッサンス運動が始まっています。

もともと、琵琶湖の漁業は「えり漁」が中心、えりに沿って泳ぐ習性のある魚たちを「つぼ」に集め、集まった分だけを漁獲するというSDGsの見本のような漁法でした。琵琶湖に住む魚介類たちは水際でつながっていた水田やヨシ帯で産卵、稚魚が育ち、豊な生態系を維持してきたのですが、治水や利水を目的として行われた琵琶湖総合開発、また農業の生産性向上を目的とした圃場整備事業により、水田と琵琶湖の間での魚の往来が遠のくなど、水のネットワークが弱体化しました。そこで、かつての琵琶湖周辺の水田の生態系保全機能を取り戻すため、「魚のゆりかご水田プロジェクト」が立ち上げられました。
2006年から始まった「排水路に堰上式魚道」「一筆型魚道」の設置の試みにより、琵琶湖から田んぼへ産卵のために遡上してくる魚たちが水路から田んぼに入れる「魚道」が整いました。令和5年には、17地域で取り組まれており、昔ながらの田んぼへの魚の遡上をみることができます。

須原 魚のゆりかご 水田米(野洲市)

買って支えましょう

純米吟醸 月夜のゆりかご(野洲市)

魚のゆりかご米で作った玄米酒

湖の魚介類(大津市)

湖魚の冷蔵魚・加工品

ゲストハウス真(近江八幡市)



PASSO〜パッソ〜(長浜市・イタリアンレストラン)



体験しよう!

2024年6月 魚のゆりかご水田で「魚の手づかみイベント」を行います!
宿泊は「ゲストハウス真(下でご紹介)です。参加ご希望の方はオルター(info@alter.gr.jp)までお問い合わせください。



現地の食材を使って作るOrganic CC’Cookingの旅のお土産レシピ

「須原 魚のゆりかご水田米」で作る Organic CC’Cookingオリジナル 
玄米食パン

・材料(バウンド型(10.5×7×5.5)1個分)
発芽モード玄米粒(玄米150gを12時間浸漬したもの)…200g、天然酵母…3g
甘麹…12g(もしくはドライフルーツコンソメ※10cc)、海洋塩…2g、温水(45〜50℃)…80cc前後、菜種油…17g
※ドライフルーツコンソメ:ドライフルーツを3倍量の浄水で12時間浸漬後、実をとりだした汁(あらゆるお料理の甘味料として使用できます)

・作り方
1次発酵:35〜40℃(約25分) 焼き時間:210℃でふたをして約15分、ふたをはずして約5分


「湖魚」で作るOrganicCC’Cookingオリジナル 
素焼きワカサギのマリネ

・材料(作りやすい分量)
ワカサギ…150g、夏野菜…100gほど、オリーブ油…適量、レモン…適量

・作り方
①ワカサギを150℃のオーブンで40分から焼き。
②夏野菜100gほどを切って準備しておきます。
③①と②を盛り合わせ、オリーブ油とレモン汁を回しかけます。


「湖魚」で作るOrganicCC’Cookingオリジナル 
ドラフルーツベースのワカサギの佃煮

・作り方
①ワカサギを150℃のオーブンで40分から焼き。(ししとうなどを一緒にから焼きしてもOK)
②鍋にレーズンと同量の水を入れて1晩浸漬しておきます。そこに、半量の醤油を加えて加熱し、キャラメリゼします。
③①のワカサギを投入して混ぜ合わせます。


2024年10月、フランスツアーを企画しています。
(フランスアマップとの交流&欧州のSDGs体験ツアー)
リボーン エコツーリズム(https://reborn-japan.com/

特定非営利活動法人 グレインズ・イニシアティブ
〒542-0064 大阪府大阪市中央区上汐2-5-14 ワカミズビル4F
TEL.090-7090-2422 
https://grainmeister.org/cccooking/




ツアー主催者

山本 朝子

CCクッキングスクール(Cultural Creative Cooking School)代表、特定非営利活動法人グレインズ・イニシアティブ代表理事、一般社団法人オーガニックフードマイスター協会代表理事、「安全な食べものネットワーク オルター」食担当顧問。
オーガニックフード・アドバイザーとして、企業の商品開発コンサルティングやオーガニック学校給食のプロデュース等も手がける。

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