甘くて、柔らかくて、桃のようにフルーティー!
かぶの旬と言えば秋と春。特に春かぶは柔らかくてほんのり甘いものです。
では、まるで桃のように甘くて、びっくりするほどジューシーな「かぶ」があるのをご存知でしょうか?
小さな小かぶの品種をトンネル栽培(うねをビニールでトンネル状に覆う栽培法)し、何度もトンネルを開け閉めして湿度や温度を調節しながら、桃のような大きさになるまで育て上げたかぶ。
ひとくちかじるとジュわわわぁ〜♪ まるで桃のようにフルーティー♪
それがフルーツかぶです。
丁寧に愛情かけて育てたフルーツかぶは、皮が薄くて葉っぱまできれい。まさにかぶ界の箱入り娘!
かぶは、実は葉っぱの方が栄養が豊富。
葉は根の約4倍ものビタミンCを含み、ほうれん草の約2倍に相当し、β-カロテン、たんぱく質、ビタミンEなども豊富です。
大切に育ったフルーツかぶだからこそ葉っぱまでみずみずしく美味しいので、
ぜひ皮も葉っぱもまるごと召し上がってくださいね。
新緑の季節、新たに芽吹く草木のように、心すこやかに成長したい方に特におすすめです。
今月のラッキー旬ベジ☆ぜひたくさん召し上がってくださいね。
~旬うまレシピ~
皮も葉っぱも召し上がれ♪ 簡単炊き込みごはん
1. フルーツかぶを皮ごとさいの目に切る
2. 洗ったお米にさいの目に切ったフルーツかぶ、桜エビ、塩ひとつまみ、お酒少々を加え、土鍋で炊く
3. 炊き上がりに塩ゆでしたかぶの葉っぱを刻んでちらす
~今旬ベジフル~
5月は皐月(さつき)。田植えをする月で「早苗月(さなへつき)」が省略されて皐月になったと言われています。「皐」という漢字には「神に捧げる稲」の意味があり、さわやかな新緑の頃、田の神様を奉じて田植えをする季節を意味します。
野菜の世界では、ワラビやゼンマイをはじめ、淡竹などの山菜が旬に入り、また、絹さややスナップエンドウなどの豆類、一番刈りのニラやおかひじきも柔らかくて美味しい時期。
そして果物では、アンデスメロン、高貴メロン、マスクメロンなど、たくさんのメロンの種類が出そろい、甘夏、夏みかんなどの初夏の柑橘が最盛期となります。
愛の野菜伝道師
小堀夏佳“野菜には愛がある”をモットーに、おいしいWKWK♪で人を幸せにする愛の野菜伝道師。オイシックス(株)の初代バイヤーとして全国を巡り、「ピーチかぶ」「トロなす」「かぼっコリー」など、ネーミングやレシピ、売り方までトータルブランディング。野菜の多様性と農家の想いを伝えながら2020年よりフリーで活動中。2021年3月にはNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、5月にはTBS系「マツコの知らない世界」に登場で話題沸騰!