梅仕事を子どもと一緒にやる
みなさん、こんにちは! 愛の野菜伝道師 コボリンです。
子育てママのための英菜教育の第6回をお届けします。いよいよ今回が最終回!
さて、タイトルを見て、食育と食楽って何が違うの? と思われましたか?
それはワクワクするかどうかということ。大人だって楽しくないとヤル気が出ませんよね。ましてや子どもたちはもっとそれが強いので、栄養面から説明する食育より、食事の楽しさや味わいから体験する方が効果があるんです。
例えば、我が家では今の時季なら、梅ジュースを作る「梅仕事」というものを子どもと一緒にやっています。
→洗った梅を一つ一つ丁寧に拭く
→梅のヘタを取り、楊枝で穴をあけてエキスが出やすいようにする
→それを瓶に入れたあと砂糖を加える
→数日おきに全体にエキスが浸透するように瓶を回し、できあがり。
この梅仕事を一緒にやると、子どもは梅にも色や形、固さの違いなど、さまざまな表情があることを感じて、いろんな疑問を投げかけてきました。
「どんな梅が硬いの?」→緑っぽい梅。
「やわらかい梅はどんな色?」→黄色っぽい梅。
「この梅は病気なの?」→虫に食べられてる。
などなど、そこでの会話のやりとりや感触、香りなど、さまざまな体験からいろんなことを学んでくれます。
そして梅のあまーい香りに「食べたいな」と食欲も出てきて、梅ジュースを楽しみに待つようになります。もちろん梅への愛情もたっぷり。
五感を使って、野菜を多角的に体験しよう
畑を体験することができればベストですが、おうちでも野菜を五感で感じるメソッドがたくさんあるし、お母さんと一緒に料理をすること自体、とても大事な英菜教育の場所なのです。
子どもは五感をフルに使い、野菜を多角的に体験することでさらにワクワクが増します。野菜に関心が出てくると、野菜への親しみが増し、野菜嫌いが克服されます。
実際うちの息子は、得意じゃない野菜はあるものの、ひとつも残さず食べれる子になりました。そしてつい先日も、梅仕事は自分がやるんだという、責任感と自信にあふれ、陣頭指揮をとっています(笑)
早く飲みたいな~♪
さて、6回の英菜教育が終了しました。いかがでしたか?
五感で感じる英菜教育。是非おうちでも実践してみてくださいね!
食卓には愛がある!
ひとりでも多くのお子さんがお野菜好きになれますように!
愛の野菜伝道師 小堀夏佳
“野菜には愛がある”をモットーに、おいしいWKWK♪で人を幸せにする愛の野菜伝道師。
オイシックス(株)の初代バイヤーとして全国を巡り、「ピーチかぶ」「トロなす」など、ネーミングやレシピ、売り方までトータルブランディング。2020年よりフリーで活動中。日本テレビ「世界一受けたい授業」やTBS系「マツコの知らない世界」などにも出演。
中1男子の一児の母でもある彼女が実体験を踏まえ、食育を語ります!