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2020.08.27

ご飯にかけて美味しいものを求めて 気がついたらカレーにたどり着きました

  • 美味しい仕掛け人たち Vol.5

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カレーでつながりを生み出す仕掛け人

有澤 まりこさん Mariko Arisawa

東新宿「サンラサー」店主

スパイス料理研究家。東新宿サンラサー店主。キッチンスタジオペイズリー講師。中学時代にオレンジページに載っていたチキンカレーに魅せられ、雑誌「dancyu」掲載の南インドのミールス特集をきっかけに、インド料理の世界へ足を踏み入れる。キッチンスタジオペイズリー 香取薫氏に師事、インストラクターコース修了。現在、同教室の講師も務める。

文:塚原 智美

営業自粛期間には、自身お気に入りの他店舗の商品を一緒にデリバリーするなど、精力的に活動。人とのつながりを大切にしているからこそ発揮される行動力がすごい

食べたいものがお店になかった
それなら自分で作るしかないなって

もともと飲食店をやろうとは思ってなくて。きっかけは10年以上前、『dancyu』っていう料理雑誌で南インドカレー特集を見たこと。渡辺玲(あきら)さんが、インドに行って食べている写真を見て、「これ絶対に食べたい!」って。それでお店を探したけど、当時は南インド料理のお店ってなかったんです。インド料理と言えばバターチキンとナン、みたいなメニューばっかり。食べるところがないなら、自分で作るしかない。それで調べて、渡辺先生の教室を見つけて通い始めました。そこで一緒になった仲間と食事会したり、カレーをふるまうようになって、いつのまにか間借りで飲食店をやることに。最初は「米にかけて旨いものは正義」みたいな店をやりたくて。ルーローハンやガパオ、豚肉とインゲン豆のトマト煮込みを作ってました。そのうち、お客さんから「毎週木曜はカレーの日、とかやってみたら」って言われて試してみたら、木曜だけ混むんですよ。あれ? やっぱりカレーなの? って(笑)。お客さんからも「僕たちカレーが食べたいんです」って言われて、カレー専門店になりました。

オンラインショップで冷凍カレーの販売や、noteでのレシピ販売も始めた。
時代の流れに乗りながら「カレー屋」の枠を超えて進化を続ける

難しく考えずに料理を楽しむ
こうすれば美味しくなりそうという発想で

こだわりとしては、辛すぎないようにして、消化に良いものを出すこと。気候にあわせてスパイスも変えます。「14時から会議だからごはん減らして」とか言われるとちょっとムッとしちゃう。大事なご飯を減らす? って(笑)。消化しやすいメニューなら、午後も眠くなったりもたれたりしない。すべて身体のためですね。夜食べるなら、メニュー構成も変わってくる。

 家での料理でも、普通にスパイスを使います。野菜スープ作って、油で香りを出したクミンを入れてインド風にしたり。「インド料理にしなくちゃいけない」と思うから難しくなっちゃう。ちょっとスパイスを入れたら香りや食感が良くなるかなって。日本なら「ここに味噌入れよう」って発想するところに、スパイスという選択肢が増えているだけ。いろいろ試すのは楽しいですよ。

サンラサー

住  所:東京都新宿区新宿6丁目27-17

営業時間:11:00~15:00

 金土日月祝休み(ほかに臨時休業あり)

 ※2020年8月現在は完全予約制

HP:https://sanrasa.wordpress.com/

オンラインショップ:https://sanrasa.stores.jp/

インスタグラム:https://www.instagram.com/mariko_sanrasacurry/?hl=ja

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