新生活スタートにぴったりのパワーみなぎる野菜
明日葉(あしたば)というお野菜をご存知ですか? 日本原産のセリ科の多年草で「今日摘んでも明日には新しい芽が出る」 と言われるほど成長が早く生命力あふれる野菜です。
房総半島、三浦半島、伊豆諸島、そして紀伊半島など暖かい太平洋沿岸部に自生しており、古くは江戸時代に貝原益軒の「大和本草」にも、八丈島で栽培されている滋養強壮に良い薬草として紹介されています。
ケール以上にβカロテンが多く、抗発ガン作用や動脈硬化、髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、さらに、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあると言われています。
体の巡りを促進し、多くの生活習慣病の改善に数々の効果が期待されているミラクル野菜です。
花言葉は「旺盛な活動力」「未来への希望」。
新生活をスタートする方々に、明日には伸びだすほどのパワーがわいてくるラッキー旬ベジ☆ぜひたくさん召し上がってくださいね。
~旬うまレシピ~
ツナとトマトの明日葉マリネ
1.明日葉をさっと茹でて水気をしぼり、3~4cmほどに切る
2.トマトをざく切りにする
3.ツナ、オリーブオイル、ビネガーを適量入れ、さっと和える
少量マヨネーズを入れるとまろやかになり、明日葉の独特な味も食べやすくお子様にも♪
~今旬ベジフル~
4月は卯月(うづき)。空木(ウツギ)の花が盛りになる月。また、田植えをすることから「植月(うづき)」という説もあります。花は白くてアジサイ科の落葉低木。また古来の日本では卯月を境に衣替えしたとも言われており、春から夏への切り替わりの月でもあります。
野菜の世界では、クレソン、ベビーリーフ、サラダからし菜など春の野菜が旬を迎え、花わさび、ふき、つわぶきなどの山菜もどんどん出てきて、果物ではイチゴや晩柑の品種が出そろい、初夏の柑橘、甘夏や夏みかんも出始める頃です。
愛の野菜伝道師
小堀夏佳“野菜には愛がある”をモットーに、おいしいWKWK♪で人を幸せにする愛の野菜伝道師。オイシックス(株)の初代バイヤーとして全国を巡り、「ピーチかぶ」「トロなす」「かぼっコリー」など、ネーミングやレシピ、売り方までトータルブランディング。野菜の多様性と農家の想いを伝えながら2020年よりフリーで活動中。2021年3月にはNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に登場。本誌No.8でも取り上げた「ケロッコ」でさらに大注目!