血流を促す効果があり、
記憶力や集中力も高めてくれる!
第3回目の今回は「ローズマリー」についてお伝えいたします。ローズマリーは、シソ科に属する常緑性低木。種類にもよりますが、2mほどに成長する植物。
花言葉は「記憶、思い出」です。ローズマリーの学名はラテン語で「海のしずく」を意味し、これは青紫色の花がしずくのように見えたことが由来と言われています。比較的育てやすいハーブのため、馴染みの方も多いかもしれません。
スキっとした強い香りが特徴的なローズマリーは、「朝の香り」の代名詞として利用されていることが多いです。血流を促す効果があるため、朝や気持ちがぼんやりするときに嗅いでみるのがオススメ。
前号でご紹介したラベンダーと対比されて使用されることが多く、「朝の香り=ローズマリー」と「夜の香り=ラベンダー」と言われています。
お手持ちにエッセンシャルオイルがある方は、レモンとローズマリーの精油をブレンドすると、朝のブレンドに。清々しい気分を体感できます。夜のブレンドは、オレンジとラベンダー。香りの違いを感じながら、利用シーンに合わせて使い分けてみてください。
また、記憶力や集中力を高める効果もあると言われているため、ペパーミント同様、朝のシャワーのタイミングや仕事をするタイミングでティッシュに数滴垂らして香りを楽しんでもらうのもおすすめです。
ハーブに関しても、精油と同様に香りが強いのが特徴的です。オリーブオイルに漬けたり、肉料理や魚料理のにおい消しとして使用されることが多いです。
防虫にも効果があると言われているので、フレッシュなハーブをリース状に束ねて、お部屋に飾ると、空間の除菌にも期待ができます。
エッセンシャルオイルもハーブも共に家にあるととても万能です。香りを楽しみながら、日常に華を添えるホリスティックライフをお楽しみください。
Haruna Sema
アロマデザイナー『わたしだけが知っているわたしの望む香り』をテーマに、オーガニック・野生種の精油を使用して香りを作っている。パーソナル、企業用の香りから、イベント・結婚式・音楽ライブの空間演出など、幅広く活動中。国産の精油に関しては、環境に配慮された作り方をしている作り手の畑や蒸留所まで足を運び、納得した香りのみを使用。一人ひとりに寄り添った香りをデザインしている。