12月は師走(しわす)。僧が経をあげるために東西を馳せるという意味や、1年が終わり年が果てる→としはつ→しはす。
野菜の世界では、鍋に美味しい白菜や水菜、春菊、正月用の八つ頭やゆり根、クワイ、それに金時ニンジンなども出てきますね。
そしていろいろな柑橘類が本番を迎え、りんごは一番品種が並ぶ時期。
西洋梨、大玉の和梨、クリスマスに向けてイチゴもたくさん出回り始めます。
“りんごが赤くなると医者が青くなる”
りんごの歴史は古く、約4,000年前にはすでに栽培され、日本では明治時代から栽培されていたと言われております。
人類が食した最古の果物としてアダムとイヴが食べたとも言われている魅惑の果物。
栄養価が高く、欧米では“一日一個のリンゴは医者を遠ざける”と言われたり、日本でも“りんごが赤くなると医者が青くなる”と言われるようにカリウムや食物繊維、各種ポリフェノールが豊富。
特に皮ごと食べると食物繊維をたくさん取れて腸内環境を整える働きがあります。
免疫細胞の多くは腸にいると言われているので、腸内環境を整えることで身体本来の免疫力もアップします!
りんごポリフェノールは抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去します。
また、血液サラサラや脂肪の吸収を抑制したり、肌を健康にするなどの働きがあり、まさにりんごは医者いらずの健康運アップなラッキー旬ベジ☆
ぜひたくさん召し上がってくださいね。
旬うまレシピ! 皮ごと!
シナモンバター風味の焼きりんご
ポリフェノールを最大限に摂取したいなら、ぜひ皮付きのまま食べましょう!
1)常温に戻したバター(30g)に、シナモン少量とてんさい糖(20g)を混ぜ込む。
2)中心をくり抜いたりんごのくり抜いた部分に1)を詰める。
3)アルミホイルを巻き、約1時間ほど焼いて完成!
できたてにアイスクリームをのせて食べても絶品!
愛の野菜伝道師
小堀夏佳“野菜には愛がある”をモットーに、おいしいWKWK♪で人を幸せにする愛の野菜伝道師。オイシックス(株)の初代バイヤーとして全国を巡り、「ピーチかぶ」「トロなす」「かぼっコリー」など、ネーミングやレシピ、売り方までトータルブランディング。野菜の多様性と農家の想いを伝えながら2020年よりフリーで活動中。