英才教育ではなく、英菜教育!
みなさんのご家族の食卓は、どんな食卓でしょうか?
朝、昼、晩 そしておやつ。
1日3食だとしても、1年でなんと1,095食もの食事の機会があります。
食べることはとても大切な営み、そしてその場が食卓。
食べること=生きること
他の命をいただき、体内に取り入れることで私たちは生きています。
人間の身体の細胞のひとつひとつは、食べているものでできているのです。
『いただきます!』
こんにちは! 愛の野菜伝道師 コボリンです。
今回から子育てママのための英菜教育を全6回で紹介します。
とは言え、「英菜教育」の「さい」は野菜の「菜」。
ん? どういうこと? と思われた方もいらっしゃるでしょう。
小6の息子を持つ「愛の野菜伝道師」ならでは「食育」にお付き合いください!
第1回 食事で育む五感教育
「食育基本法」が平成17年に施行され、食育は「生きる上での基本であり、教育の三本柱である知育、徳育、体育の基礎となるべきもの」という基本理念が定められました。
これまでは栄養中心のアプローチが大半でしたが、今後はそれに加え、嗜好、すなわち食の味わいや楽しみからのアプローチが必要という流れになっています。
食卓が子どもの五感を育む!
子どもが食事を味わい楽しむということは、多種類の食品に親しむことや食への関心、五感を使って美味しさの発見を繰り返す大切な経験です。
五感とは目、耳、鼻、舌、皮膚を使い、視る、聴く、嗅ぐ、味わう、触れるという5つの感覚のこと。食事というと味覚を使うと思いがちですが、実はこの5感をフルに使う行為なのです。
嫌々ながらに食べさせられるのではなく、自主性をもって楽しく食べる経験があればあるほど食への関心や興味が湧いてきます。
例えば、初めての野菜にふれ、これは何だろう? どうしてこんな形? どうしてこんな香り? こんな色? さらには、この野菜の旬はいつ? 誰が作ったの? 食べると風邪を引かないって本当? 背が伸びるの?・・・etc。
おいしい♪ うれしい♪ 楽しい♪ などのワクワクする経験をさせてあげる食卓をつくりましょう。
未知の野菜を体験し、そこでの楽しい会話やふれあいは、子どもの五感を育みます。口の中で感じる世界が人間の五感形成に大きく影響していきます。
無言の食卓ではなく、子どもたちのどうして? に応えて、たくさんコミュニケーションする家族団らんの場こそが食卓です。
美味しい笑顔の花を咲かせる食卓を作ってください〜♪
愛の野菜伝道師 小堀夏佳
“野菜には愛がある”をモットーに、おいしいWKWK♪で人を幸せにする愛の野菜伝道師。
オイシックス(株)の初代バイヤーとして全国を巡り、「ピーチかぶ」「トロなす」など、ネーミングやレシピ、売り方までトータルブランディング。2020年よりフリーで活動中。最近は NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」やTBS系「マツコの知らない世界」などにも出演。
小6男子の一児の母でもある彼女が実体験を踏まえ、食育を語ります!