その土地の食材、料理、風習が
詰まったご当地おむすび
今やおむすびの具材は、梅やシャケなどに加え、シーチキンですら定番になり、からあげなどまるごと具材になっているものも珍しくない、なんでもありな状況。そうなると、全国の名産品が具材になった「ご当地おむすび」もあるのでは?と思って調べたところ、レシピサイト「クックパッド」内にある「おにぎりジャパン」のなかに、47都道府県(!)のレシピが紹介されていました。
同サイトの「ご当地おにぎり」の定義は「その土地の米を使い、具材をその土地のものや料理、風習に則ったものであるもの」。北は北海道の「鮭山漬けおにぎり」から、南は「油味噌おにぎり」まで、その土地土地の個性豊かな食材と料理の特徴が凝縮し、バラエティ豊かな美味しさとともに、各地の食文化を同時に学び、味わうことができそうなレシピがずらりと揃います。
お気に入りを見つけて
我が家のレパートリーに
「おにぎりジャパン」を運営する「一般社団法人おにぎり協会」関 克紀理事に、自宅でも活用できそうなオススメご当地おにぎりを、あえて選んでもらいました。
1)弁慶飯【山形】
庄内地方の伝統食「弁慶飯」をアレンジ。砂糖、味噌、みりんを混ぜておにぎりに塗り、焼き、青葉を乗せる。
2)とろろ昆布おにぎり【富山】
北前船の中継地として栄えた富山は昆布の消費量日本一。ふわっと包み込むようににぎるのがコツ。
3)野沢菜とカリカリ梅おにぎり【長野】
信州を代表する漬物と、実は長野が生産量日本一のカリカリ梅がコラボ。それぞれを刻んでまぶして握るだけ。白ごまをまぶすとさらに○。
とはいえ、出身のご当地具材を応援したくなる人も多いはず。お気に入りのご当地おにぎりを見つけて、我が家のおむすびレパートリーに加えてみては?
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- ご当地おむすびのポイント
- 47都道府県の食文化を味わえる
家庭のおむすびにも応用可能
食べながらご当地話に花を咲かせよう
取材協力
一般社団法人おにぎり協会
クックパッド「おにぎりJapan」