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2026.04.2

行ってきました!→2/18・19開催。暮らしと未来をつなぐ〜サステナブル・ブランド国際会議2026 東京・丸の内

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少し間が空いてしまいましたが、2026年2月18日(水)19日(木)の2日間、東京国際フォーラムにて開催された「第10回 サステナブル・ブランド国際会議2026 東京・丸の内(SB’26)」に、編集部が行ってまいりました!

「サステナブル」は弊誌「キチラブ」のコンセプトの一つであり、その最新情報や取り組む企業、団体の動向について知ることができる貴重な機会。実際、そうしたリアルな声や取り組みについて取材することができました。

サステナブル・ブランド国際会議とは?(キチラブ記事を参照)

https://kle.ovj.jp/2026021718sb26

会期2026年 2月18日 [水] ・19日 [木] ※2日間開催
会場東京国際フォーラム
参加者数5,000名(予定)
開催内容セッション、ワークショップ、ネットワーキング企画 など
参加費有料(事前登録制)
主催株式会社Sinc / Sustainable Brands, PBC. (本社:米国)
協賛スポンサー・パートナー企業各社

パネル展示やブース展示は初心者にもわかりやすく

編集部が訪れたのは、2日間の開催期間の初日である2月18日午後。まずはメイン会場であり総合受付のある、東京国際フォーラムの地下2階「Activation Hub」(Hall E)に足を運びました。

受付を通ると、まずはこのイベントのサポーター団体や企業の活動を紹介するパネルが展示されていました。サステナブルだけでなく、エシカル、フェアトレードなどのキーワードも目立ちます。

なかでも編集部が注目したのは、『日本サステイナブル・レストラン協会』。食におけるサスティナビリティの知識を提供し、食事の選択をナビゲートする啓発プログラム「FOOD MADE GOOD ダイニング」を提案。キチラブ読者も関心を持つテーマであり、他の協会の活動も興味深いです。

日本サステイナブル・レストラン協会のウェブサイト

さらに奥に入っていくと、スポンサー企業のブース出展のゾーンが。

パナソニック、ホンダ、花王、三菱地所など大手企業に加え、自然との親和性の高い事業とも言える、アウトドアシューズやウエアを展開する「キーン」などの名前が連なり、最新のサステナブルに関わる取り組みの紹介をしていました。

他、「Activation Hub」内にはセミナーブースを2つ配置し、サステナブルをキーワードとしたトークセッションやワークショップが開催されていました。

未来のコンビニコーヒー、サステナブルを駅伝でアピール

会場内で特に印象深かったふたつの展示について触れておきます。

ひとつは、会場奥にあった「UCC Sustainable Cafe」。会場内でちょっと休憩できる場所を探していたら、コンビニ等で見慣れたコーヒーメーカーと、スタンディングで飲めるスペースを発見。実はこれ、現在セブンイレブン店舗で実働している「水素焙煎コーヒー」でした。

https://www.sej.co.jp/products/sevencafe/information.html

要は、コーヒーの焙煎を水素エネルギーで行っているわけですが、サステナブルな観点で言えば、CO2排出量がゼロになり、サステナブル、カーボンニュートラルに貢献するというメリットがあります。一方で、焙煎そのものの機能性にも影響があるようで、従来の天然ガス燃料に比べて温度調節の幅が広いという特徴もあるそうです。

さらにコーヒー自体の「味」にも影響があるようでした。仄かなレベルではありますが、従来のコンビニのコーヒーよりもクリアでまろやかな印象でした。

もうひとつは、三井化学のブース。なぜか大学生がチラシを配り、その傍に1mを超えるような巨大なだるまが展示されていたので、思わず立ち止まって話を聞くと、駒澤大学経営学部青木ゼミが、三井化学と連携したサステナブルなアクションをしているとのことでした。

https://jp.mitsuichemicals.com/jp/release/2025/2025_1225/index.htm

駒澤大学がキャンパス内で回収したペットボトルキャップ約400kg分を原材料に、三井化学のリサイクル技術により、巨大なリサイクルだるまを制作。そこに箱根駅伝で有名な駒澤大学らしく、駅伝への応援メッセージを赤い紙に記入して貼り付けることで、赤だるまは完成。それを実際の駅伝会場で展示して応援することが目的だったそうです。

だるまを制作した背景には、応援祈願の意味とともに、曹洞宗を起源とする駒澤大学として、禅宗の開祖・達磨大使を知る機会を創出する目的もありました。

実際、だるまは巨大すぎて実際に箱根駅伝会場には持っていけず、小型だるまで代替したそうです。また、箱根駅伝ファンの筆者としては、駒沢のシンボルカラーの紫のだるまでも良かったのでは…と思ったりしましたが、そうした手探りな部分も含めて、大学生のチャレンジらしく、むしろ記憶に残りました。

パネル展示、ブース出店、全体で感じたのは、シンプルでわかりやすい構成になっていたこと。サステナブルという言葉は一般的に浸透してきた感はありますが、社会的側面が強く、活動が若干複雑でわかりにくい印象を感じることもあります。ですが、本イベントではあまりそうした活動に馴染みのない人でも理解しやすく、興味を持ちやすくなっている印象を感じました。

セミナーでは最新サステナビリティの詳しい取り組みが紹介

「Activation Hub」以外のホールでは、さまざまなサステナブルにまつわる専門家が語るセミナー、トークセッションが開催されていました。

そのなかで編集部が参加したのは、Hall B5で開催されていた「地球沸騰化時代を生き抜くための適応戦略」というテーマのトーク。大手飲料メーカーであるサントリーのワイン事業担当者が登壇するとのことで、オーガニックなお酒を応援する「ビオサケプロジェクト」の取材もしているキチラブとしては、ぜひ聞いてみたいと思いました。

実際に話を聞くと、同社のワイン事業は環境に適応したワインづくりを原料生産、製造様々な観点から進めていることがわかりました。

https://japan-wine.direct.suntory.co.jp/pages/sastaina_lp?srsltid=AfmBOopVg2gZ9EE1GbuTf2yCq_XdL_kO4a-d6k1fCKJoQmUGSU4xpNB0

こうした世界的な企業のサステナブルな酒造りは、「ビオサケ」づくりをする蔵元も参考になる部分が多くあると感じました。

サントリーとともに登壇した花王のプレゼン内容も印象的でした。温暖化が進む気候に適応し、ビオレの日焼け止め、冷却シートを夏だけでなく秋冬に対応する商品も開発。同時に、熱中症対策に工事現場や音楽フェス会場などで冷却商品の提供を強化しているとのことでした。

現場では時間的にこのセミナーのみしか聞くことができませんでしたが、SB’26サイト内で各セミナーのレポートが掲載されていました。興味のある方はぜひみてみてください。

https://www.sustainablebrands.jp/news/category/news/sb/sb2026/page/2

まとめ

2日間開催のイベントのほんの一部しか体験できたと言えませんでしたが、少なくとも、日本におけるサステナブルにまつわる企業、団体の活動の今を肌感覚で感じることができたと思います。特にセミナーは、食に関連ある企業のトークセッションが多く存在し、キチラブ的にも今後記事にする際に参考になるテーマもあったと思います。ぜひ来年も取材する機会があれば、セミナーに多くの次回を咲きたいと思います。

ちなみに、会場内では知り合いのメディア関係者や関係企業と偶然出会い、久々に情報交換をすることもできました。サステナブルをキーワードに人の縁を深める可能性も、このイベントにはあると感じました。

編集長 種藤

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